黒ラブ ロックが行く

生まれつき肝臓が普通の犬の4分の1しかない、小さい黒ラブと、家族のお話です。

銀婚旅行はイタリアへ

2006年12月03日 | 旅行
日ごろから海外旅行なんか行きたくもない、とのたまっていた夫である。

10月の中旬くらいに、11月4日何かようじある?と聞く。
無いけど何?と聞くと、結婚記念日だから何かあるかと思ってという。
いまだかって、すべての行事は欠かしたことが無いけれど(お正月、節分、ひな祭り、お彼岸、こどもの日、七夕、お盆のお墓参り、秋のお彼岸、お月見、誕生日、クリスマスetc)結婚記念日だけは一度もしたことが無かったのに。

次の日軽めの冗談で、多分行かないというと思って、
銀婚式オーストラリアにゴルフでもしに行こうか?と聞いたところ
行っても良いよだって。エっ~~~!!

では行こうじゃないの。
次の日からPCに向かって検索の日々が。
あれやこれやこうだこうなんだとなって、かくしてイタリア行きが決まった。
切符の手配旅行日程すべて終え、海外旅行初めての夫を連れて(韓国は一度あるが)イタリアへと出発したのでした。
無謀にも個人旅行。夏に友人とクロアチアへ行ったときの経験を生かしてなのだが。

11月19日晴れ。長男が成田まで送ってくれた。
しょっぱなから飛行機が整備に時間がかかり1時間半も遅れ、乗り継ぎができない状態に。


飛行機は中国、ウクライナ、ロシア、バルカン半島の上空を飛び、パリへついた。
  

エアバス300落ちなくて良かった。
乗り継ぎ前の人のやり取りを見て、何とかクリア。アリタリア空港にて無事にローマのフィウミチーノ空港へ到着した。
   

さらにお母さんの無謀は続き、そこからは電車でローマに入ろうというもの。
空港からテルミニ駅まで直通のレオナルドエクスプレスがあり、11ユーロでいけるのだ。ここでホテルで使うチップを作らねば。高額紙幣しか持っていないので。およそ30分。無事到着。
  

駅から3分くらいのところにある、ホテルマッシモダゼリオ。
4星で落ち着いた雰囲気だった。
HANAZAWA?Yes。ここからは英語ですべてお母さんが対処。
ほら紙出して。サインして。
部屋に荷物を運んでくれたボーイさんに、50セントのチップ。
   

次の日は、ローマ散策。
まずはコロッセオ。
   

外国に来ると恥ずかしさが無くなるのか、二人で真実の口でポーズ。
二人だけだと一緒に写真をとることができない。たまたま日本人がいたのでお互いに取り合ったのです。下手にイタリア人に頼むとどうなるか解からないとのこと。
泥棒天国で、取られるほうがわるいとか、、、、。
   

トレビの泉にも沢山おまわりさんがいて、怪しげな行動の人がいるとすぐに追いかけて行ってました。私は前に来たときにコインを投げ入れていたのでまた来ることができたけれど、今は入れたらいけないみたいだった。よって夫はもう二度と来ることはできない。ちょっと高いところへ登ろうと思ったらすかさず外国の人が手を差し伸べてくれた。夫は全然気がつかず。ここが違うんだな。
   

スペイン広場では英語で写真を取ってくださいと日本人に言われたので、一応OKと返事をしたら、子供が大丈夫だよと小声で言っていた。中国人か何かと思われていたんだと思う。カメラを渡しても大丈夫な人を物色していたらしい。
大丈夫ですよ。日本人だからというと、とってあげますよといってくれた。
   

バチカン市国。世界中のクリスチャンの憧れの場所。
サン・ピエトロ大聖堂は、とても壮大で夫はとても感激していた。中の回廊には歴代の法王様の棺が安置してある。
聖ロンジーノの像は、みなが触っていくので足がほとんどすり減っていた。かく言う私は前回も今回も触ってきた。
   

バチカン市国の衛兵は、イケメンでなければなれないそうだ。カメラを向けるとやっぱり意識していた。
   

帰り道であった黒ラブ。ロックそっくりで、夫はロックロックと呼んでいた。性格も似ていて、カメラを向けるとそっぽ向いてしまう。
   

こうして無事に一日目が終わった。スリにもひったくりにも会わず。

続く