黒ラブ ロックが行く

生まれつき肝臓が普通の犬の4分の1しかない、小さい黒ラブと、家族のお話です。

アドリア海の女王 ヴェネツィア

2006年12月07日 | 旅行
11月22日。いい夫婦の日。
ユーロスターにてヴェネツィアヘ。
   

およそ4時間で到着。あいにくの雨模様が一変して日がさして来た。
  

なんと美しい夕焼けが
”サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会”
を金色にそめて、まるで映画の一シーンのような
信じられない美しさでした。
   

そして、サンマルコ広場の鐘楼も夕焼けに染まり、
美しい虹までもがかかっていた。
こんなにきれいな虹を見るのも久しぶり。
   

泊まったホテルは、なんとん十年前に泊まった事のある
コンコルディア。なぜ思い出したかというと、エレベーターが
狭くて、ボーイさんが乗れず階段を走ってあがっていくのを見たとき、
あのときのホテルだ!!と確信したのです。

1687年?作られ2度ほどの回収を済ませたとか。
お部屋の壁紙とかは、きれいだったけれど、ベッドとか、たんすに
年代を感じさせるものがあった。
でも、お風呂、洗面所等水周りはすべて大理石。きれいだった
   

次の日は快晴。
サンマルコ広場ではとにえさをあげているおじさん。
子供たちもえさや利をするのですが、はとが集まりすぎて終いには
泣き出す子もいた。
   

この鐘楼の展望台へは、エレベーターで2分くらい。   
   

きれーーーいーーー!!
みんなが口々に叫んでいた。
上からサンマルコ広場を一望。
   

サンマルコ寺院を上から。
ヴェネツィアは、アドリア海の女王という別名があるそうです。
   

サンマルコ寺院を正面から。
モデルはいないほうがいいみたい。
   

リアルト橋から運河を見て。
モデルはやっぱり要らない。
  

ペギーグッケンハイム美術館
レトロな町並みの中に、突如出現した現代美術館。
   

リアルト橋から反対側の運河を望む。
モデルについては、コメントしない。
   

溜息の橋
地下牢獄があり、満水時には水牢担ったり、この橋を渡ると
2度とこの世に戻ってこれないといわれ、橋の小窓からこの世に
別れを惜しみ溜息をついたとの逸話がある。
   

ここに2泊して、町中をぶらぶらと歩き、ショウトパスタのお昼を
地元の人のお店で食べたり、ツアー旅行とは一味もふた味も違う
旅をしました。
夜は、バカリ(いっぱい飲み屋さんだけれど、食べ物も
お持ち帰り大丈夫だし)で好きなものを買って、ビールを飲んでと、
自由気ままにすごした。
一泊目はツーリストメニューと書いてあるレストランに入って
ひどい目にあったけれど。

そして最大のイベントは、夫がGマークのバッグを買ってくれたのだ。
日本にいるときは、そんなブランドなんかと言っていたのに、、。

やったーーーー!!

とうとう帰る日が来た。
早朝なので生きやすいところまで徒歩で行きそこからヴァポレット
という乗り合い船に乗って、空港行きのバスターミナルへ行った。

いろいろなお店の中を通っていくと早い時間なのに、結構みんな
働いていた。お店の前を掃除していたり、ウインドウを磨いていたりとか。

バスターミナルへついたら、バスが出たばかりだった。
まあ時間はあると思っていたら、頭にぼんぼりのついた
帽子をかぶっていたおじさんが
”空港行くのか?今バス出たばかりだから、次1時間は来ないぞ”
と、教えてくれた。
”ほかの方法はありますか?と聞くと”5番のバスがあると”
で5番でいくことに。
みんな親切で、すぐに声をかけてくれた。
ちなみに全部英語で、話したのは私。

空港へつき、そろそろなれた夫は、チケットを持ってカウンターへ。
ベラベラベラといわれて、固まってしまった。
何のことはない
"after PARIS"と、聞かれただけ。
なんていってる?
私にバトンタッチ。
”to NARITA”
パスポートとチケットを出して。
荷物は?  1個。  はかりに載せて。
機内持ち込みは? 2個。  見せて? はかりに載せて。
OK NARITAまで。アルデベルチ。
アルデベルチ チャオ。

これだけ。
終わった後に、”お前、感だけでやってるだろ?
”感だけだって通じるのがコミュニケーションなの!!”

ヨーロッパは機内に持ち込む手荷物検査が
非常に厳しくて、100CCを超える水上のものは持ちこめないのです。
乗り換え検査のところでは、500CCのペットボトルが没収
されるためみんなそこでたったまま飲んでいた。

格、夫も没収された。
私がすたすたいくと夫が引っかかっている。
イタリア語、フランス語、英語といわれて固まっていた。
夏は私もそうだった。
すかさず英語でというと、ボトルは捨てるといわれた。
OK。

そして、帰国の途へ。

土曜日11時過ぎに帰宅すると、誰もいない我が家で
ロックが、お帰りなさいの狂喜乱舞。

上から押し倒すは、前足で乗りかかるは、べろべろ攻撃は
するは、いやあ、大変だったのは10分くらい。
大好きな私の太ももに前足とあごを乗せ、クウクウと寝始めた。

娘からメールが来て、さびしい想い沢山させちゃったから
沢山遊んであげてと。

すぐお母さんはロックとお散歩。
お父さんは時差ぼけ解消のため、お昼ね。

また日常が始まった。

期せずして、3ヶ月の間にアドリア海の真珠と、
女王を見ることができた。

あまりにも良いことがありすぎた今年、あと少し自重していよう。