黒ラブ ロックが行く

生まれつき肝臓が普通の犬の4分の1しかない、小さい黒ラブと、家族のお話です。

オーストリア 犬事情

2008年04月17日 | 黒ラブ

思い立ってオースリアへ行ってきた。
昨日帰ってきたけれど多少時差ぼけ。

オーストリアの犬はなんと言うか自由なんだな。
ノーリードでもかまわない。
犬進入禁止地区以外はどこでもOK。
電車も、バスも、トラムも、お店もとにかくどこでも大丈夫なのだ。
公共の乗り物に張ってあるのは
     
リードと口輪をしていれば大丈夫のステッカー。
     
ザルツブルグのレジデンツ広場の横で、飼い主とかくれんぼ、もしくは待ての練習をしている犬達。

     

50mくらい先にいる飼い主の来いの合図を待っている黒ラブ。
     
多分犬自慢をしていると思われる。
ドイツ語なんて全然わからない。

普通に人ごみの中を歩いている。
     
5月14日はどうやら収穫祭だったようでウイーン市役所の前では沢山の人が飲め屋歌えのドンちゃん騒ぎ。
その中でも、ちゃんとノーリードでおりこうにしている。
もちろん口輪付。
     

ノーリードで勝手に走り回る犬。
     
王宮広場でも沢山の犬達が走り回っていた。
もちろんまわりに沢山の人がいたけれど、誰も彼もが楽しそうに犬を眺めていた。
     


極めつけのこのワン。
毎日ホテルへ出勤してきて、このオフィスの前で朝9時から夕方5時まで寝ているの。
    
トイレは中庭のドアーが開けてあってそこでしているようだった。


放置ウンチが一個だけあったけれど、ほとんどなし。
電柱やそのほかのところにマーキングもなし。

ずーっとワンたちを見ていたけれど、一度もウン○やしっこをしているのを見たことが無かった。


小さい頃にきちんと訓練に出してしつけるのだとか。
だからどこでも、飛行場の中にもいたし、駅の構内も普通に歩いていたし。

日本なんか公共の施設に、盲導犬や聴導犬くらいしか入れないし、ましてレストランなんて、いまだに介助犬さえ入れてくれないところがまだまだ沢山ある。


日本でも最近は犬はペットではなく、家族の一員だという考えを持つ人も出てきたけれど、それは犬を飼っているほんの一部の人だけの考えだし、しかも、それを振り回して過剰に反応する人もいる。
猫かわいがりをして(犬でも)甘やかしすぎている犬もいる。

でも、オーストリアの犬達を見ていると、それがお題目とかじゃなくて、普通に感じていることなんだと良くわかる。
ウイーンの街中で車がバンバン走っている交差点だって、普通にノーリードで飼い主の前後ろをつかず離れず歩いているのを見ると、ただただうらやましい限りだった。
ロックなんかノーリードにしたとたん、ズーット向こうへ走っていって、”
やーあい!ここまで追いかけてきてよー!”
なんて顔して走り回っちゃうし。

まあ、普通にノーリードで歩くなんて望むべくも無いのだけれど、せっせとドッグランへ行って訓練してこようかしら。

でも、ランへ行くといつもズーット匂い嗅ぎとマーキングに人生かけてるみたいだし。

去勢とマーキングに何か因果関係があるのかな。
誰か知っている人がいたら教えてください。


旅行記は追々と。