黒ラブ ロックが行く

生まれつき肝臓が普通の犬の4分の1しかない、小さい黒ラブと、家族のお話です。

黒ラブだいだいだいだああああい大脱走

2009年06月02日 | 黒ラブ

久しぶりのお天気にお母さんは掃除洗濯と大忙し。
朝はお兄ちゃんが6時電車に乗るので4時半からおきてご飯の支度をしたり、
お父さんの豚インフルエンザモドキで大汗をかいた布団を干したりと、八面六臂の活躍だったのに、、、、。

最初は、お姉ちゃんが玄関のドアを開けていったのが悪い。
しかも、車庫もあいていた。

うれしくて、すぐお外へ出ちゃったよ。

でも、チョコのお父さんに敢え無く確保されて、プチ家出終了。

10時頃、お母さんは家中の空気入れ替えのため、あちこちあけて2階のお掃除に行った。
なんと居間のバリケードが鼻で押したら動いた。
玄関のドアも鼻で押したら開いた。

2回目の家で決行。



          


ロックがいないのに気がついたのが10時頃。
居間のバリケードが少し開いているなと思ったけれど、まさかとは思わず
お掃除を続けていて、
ロッちゃんどこにいるの?
なんて間抜けな声を出して呼んでみても出てこない。

大して広くもない居間の隅々を探してもいない。
大好きな長女の部屋へ行ってもいない。

ドアは閉まってるし。
えっ、押すと軽くあいた。
きちんと閉まってなかったんだ。

すぐ近所を探しに言ったけれど見当たらず、自転車に乗り換えていきそうなところを探したけれど見つからない。

11時に工事の人が来るので家を空けるわけにも行かず、近所を探し歩いた。

工事の人が11時半に帰ったので、また自転車でいつもの散歩コースを歩いたが見つからない。

あれやこれやこんなことやと、悪いことが頭の中をぐるぐる回る。
既に2時間過ぎていたので警察へ捜索願(遺失物届け)を出した。

次に、千葉市動物保護センターへ連絡をして、保護願い届けを出した。

今度は車で幹線道路を探して歩いた。
道路には事故の形跡は見当たらなかった。

今年最高の夏日、2時半を回っていたので、きっと暑いときはどこかにもぐっているだろうから、涼しくなるまで待つことにした。

その間に洗濯を取り込んだり、夕食の支度をしたりと、捜索に時間がかかっても良い様に準備をした。

バルコニーに餌を置き、そろそろ出かけようと思っていると、
向こうの角から
ウギェウギェウギェと、リードを引っ張るときの苦しい声が聞こえてきた。

ロックがシオンちゃんのお母さんと、ドリーちゃんのお父さんに保護されて帰ってきた。

うちから300mくらい離れたアパートの日陰に朝からずーっといたとのこと。
ドリーちゃんとはご挨拶をする程度だったので花澤ロックと名前を書いた首輪を見ても、どこの犬か解らず、シオンちゃんのお母さんに聞いてくれたのでした。
お礼をいくら言っても足りないくらいでした。

すぐに警察と保護センターに連絡を入れた。
警察からは、大型犬なので人をかんだり等の事故があると困るのでしっかり管理してくださいと、お叱りを頂き、
動物センターからは良かったですねといっていただいた。


およそ5時間の大脱走。
今までの最高記録(何の記録じゃ)
今までは最短で5分。
最高でも、30分だったのに。

この前初物を食べて寿命が3年延びたのに、今回で3年縮まってしまった。


          


いやあ、今日は暑かったよ。
やっぱ、おうちが一番だなあ。


まあまあ奥さん、そんなに怒らんと、無事に帰ってきたんだからそれで良しとしなけりゃ。

絶対に目を合わせない、 反省の色ひとつない黒ラブ。

本当に暑かったので、いくら日陰にいたといってもいつまでも体が熱い。


さあ5時。

夕涼み散歩に行くって言うかしら。
催促してる。