黒ラブ ロックが行く

生まれつき肝臓が普通の犬の4分の1しかない、小さい黒ラブと、家族のお話です。

35年間思い続けてきたこと。

2019年12月12日 | 東北エリア
師走もすでに3分の一を経過。例年なら大掃除に燃え上がるのだが、今年はさっぱりです。


さて、10月19日、35年間思い続けてきた友人のお墓参りをなんとしてでもしなければならない。

35年前、不幸にして子供3人と亡くなった友人のことがずーっと心に引っかかっていたので、今回はなんとしてでも実行したいとの強い思いがあった。

前回2回来たときはロックと一緒で、宿もなかなか取れず、震災のすぐ後だったので、尋ね歩くのもはばかれたので。

おりしもバケツをひっくり返したような大雨の中、昨日の夕方住所を頼りにたどり着いた街に。


前日は、台風19号で道路が崩れたり、土砂崩れで半分道路が埋まっている道を、夕方の薄暗の中を探していった。暗くなったので捜索は無理と思われ、そこにいた人に宿はないか聞いてみると、15分くらい行ったところにホテルがあると教えてもらった。

で、ホテルに行くと予約オンリーなので、泊められないと。向かいの民宿は?と、聞くとあちらも予約だけですので無理だと思います。宿は大船渡市内に行言われ、大船渡まで40分くらいかけて戻ったのでした。


ホテルを8時に出発し、9時前に到着、無くなった方のことを聞くのはお寺が一番と思い、お寺を発見。

土砂降りの中、お墓を見てみるがわからず、思いきってお寺に尋ねてみた。

35年くらい前にお子さんと一緒に亡くなった方のことを探しているのですが、と、するとどういうご関係ですか?と、聞かれた。中学校2年の時に北海道に引っ越してきて、それから高校と同じ学校でとお話をしたら、自分はよく覚えていないので、知っている人に連絡してみますので待ってくださいと。

結構昔のことではあるのに知っている人がいて、住んでいたのはここでしたが、葬儀告別式はここから40分くらいのところでした。と、住所、電話番号、お寺の名前を教えていただいた。

そこから40分位雨は止むことを忘れたかのような土砂降り。あちらこちら赤いコーンで
土砂崩れの場所や、道路陥没の場所を印してあった。

やっとのことで着いたお寺は急な斜面の途中にあり、道路はまるで滝のようになっていて、一度は車で登ったのだけれど、止めるのも恐ろしいくらいの場所だったので、何とか下りてコンビニの駐車場にお願いして止めさせていただいた。

震災の時はどうでしたか?と聞くと、この店まで海が来て流されました。でも、お隣は大丈夫だったのですよ。と、話してくれた。

大雨で傘も今にも折れそうなくらいのヘビーレイン。

何とかしてお寺までたどり着き、距離にして10m位なのだけれど雨がすごくて。

御寺の住職にお話をすると、どんな関係ですか?と、聞かれたので友人でしたとお話しし、突然ですが彼女の為にお経をあげていただきたいのですが?と言うと、突然ですねえ、いいですよ、と、言っていただいた。

本堂でお待ちくださいと言って、暖房点けてくれたり、ご自分の支度をしている間にお墓の場所まで探してくれました。

お経を頂く間彼女とのことを思い出していました。

当時、僕は学生で高野山に行っていたので葬儀の取り扱いはしませんでしたが、聞いたことはありました。と。

当時のご主人は、宗教替えしたので、こちらのお寺にも来ることはないですね。と言ってました。

彼女のお墓参りをしたいと思ったのは、本当に個人的に深い思いが彼女にあったのでいつかは、と思いつつ、やっと35年ぶりにでも実現できて、胸のつかえが下りるました。

中学3年の時、アポイ登山、5合目にて。


やまない土砂降りの中、教えていただいたお墓に行き、お参りをしました。

お寺のお墓も、19号の影響で物置が倒れ、たくさんのお墓が下敷きになっていた。

土砂降りの中、仙台へ向けて出発。


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