魔女のひとりごと

★ 魔女になろう!

腕の骨折時も“おひなまき”が楽

2018-10-29 | 赤ちゃん・子ども
10/22(月)の高輪施術にやって来た6歳男子
痩せて薄っぺらな体になっていて元気がない。

「どこが痛いの? しんどいの?」と尋ねると
「ツバを飲み込むのが難しい」と。

私も40年ほど前にそんな経験をした人があり
そのつらさはわかる。

唾を飲み込むなんて普段は全く意識しないのに、
口の中に溜まった唾を飲み込むのが辛いのだから
ご飯は普通には食べられない。

それじゃぁ、痩せてしまうのは無理もない。

経過を聞くと、9月上旬に転んで右腕を骨折。

このように三角巾で腕を吊るしていたことが
お母さんの Facebook に投稿されていた。
        ↓
 

この写真を見たとき、私は
「この吊るし方では全身がしんどくなるのだが…」

と思いつつも、体に負担をかけない方法を
ネット上で伝える余力はなく、看過していた。

10/22(月)の施術時に、全身を見ると、
何と、腰椎右側彎までできている!

施術で整えた後は、すぐに元気になり
私に空手の技を浴びせてきたので、
しばし一緒に空手ごっこをして楽しんだ。

お昼休みには出版関係の来客もあり
三角巾の使い方をきちんと教える暇はなく、
急いで教える必要もなかった。

10/26(金)の仙台でのセミナー時のこと

「受け身をしっかりとれない子が多く
 骨折して三角巾で腕を吊るしている子が多い」

と、話が盛り上がった。

そこで、三角巾の代わりに“おひなまき”を使って
腕を吊るす実習をしてみた。

私が看護学生のとき、教室実習で学んだのがこの方法。



「気持ちい~い」
「腕が軽~い」
「こんな吊るし方があるんだ~」
「三角巾よりも“おひなまき”の方がフィット感がいい」

などなどと歓声が上がった。

私が「皆さんはどんな方法を習った?」
と、尋ねると…、

「習っていませーん」と全員が返答\(◎o◎)/!

「えーっ、習っていない?!」と
ビックリしたが…、

そういえば私たちの年から
“包帯法”が看護の教科書から削除されたんやった。

「それでは臨床で使い物にならない!」
との大反発のもと、
ザラ半紙にガリ版印刷された資料で
包帯・三角巾の使い方を学んだことを思い出した。

そのようにして教え込まれたのも
全国的に我々の年が最後だったのかも知れない。

以下は、10/28(日) 高輪サロンで
小2男子にモデルになってもらって
撮影し、感想を尋ねた。

現場で、先輩から後輩へ、
テキトーに伝承されているのがこの方法。
        ↓

     ↑
最も一般的な方法


     ↑
上の赤い服を着た子がしている方法

  ①②ともに、首の後ろに結び目があり、
  腕の重さがすべて首にかかる。

私が習った方法。上の黒シャツの女性と同じ方法。
     ↓


モデルの男子の感想は

一番しんどいのは②

一番気持ちいいのは③


②の写真を見ると分かるが、
左右の方の高さが極端に変わっている。
これではしんどくて当然。

③のメリットは
1.腕の重さを肩~背中の広い範囲で受け止められる。
2.動いても腕がプラプラ揺れないので安定感が高い。
3.結び目は背中のコリ部分に当てると気持ちいい。

三角巾よりもおひなまきの方が
フィット感がよく、気持ちよくて楽。

骨折時など腕を吊るさないといけなくなった時は
ぜひお手持ちの“おひなまき”を!

幼児はS、大人はMSのサイズでOK

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