米子 西野ピアノ教室 musica felice

米子市のピアノ教室・・日々思うこと徒然なるままに。
幼児から受験生、大人の方いらしてます。
音楽は心の対話ですね。

植物を育てるように・・

2013-11-11 06:01:50 | おもうこと

植物を育てるように、子供たちを育ててゆきたい。



光をあて、水をやり、栄養を与える。



与えすぎて根腐れすることだってある。



光の当て具合も様々で、植物の種類によって異なる。



生育具合も、咲きごろ見ごろも違う。



促成栽培や、温室育ちでは、次の世代を生み出す、強い植物には育たない。



食べるだけ、鑑賞するだけならまだいいが、たくましくは育たない。



しょせん温室育ちの促成栽培。



大人はそれをよく見て、いいところで水をやり、栄養をやり、光をあて、じっと見守るしかない。



その事に徹する。



植物は、やがて花を咲かせ実をつけ、次の世代を生み出してゆく。



そういう、露地物の力強い植物を育てなければ。。



    



子供を愛するならば、答えを教えてはいけない。



あえて考えさせる。



あえて困った場面を作る。



手出しをした方が簡単だ。



一見親切そうに見える。



「やってあげる」ほうが。。



でも、そうじゃない。



下手くそでも、時間がかかっても、一生懸命に子供がやることを見守ってあげること。



「答」ではなく「思考回路」を育てる。



感覚を育て、直観力を育て、洞察力を育てる。



体と向き合い、自身と向き合い、作曲家の思考回路に向き合い、時空を超えて会話する。



人生って何ですか?生きるって何ですか?



という根源的な問いかけを、子供たちは、無意識のうちに、違う言葉でいつも発している。



ともに悩み、寄り添う。



大人だって、完璧な答えなんて見つかっていない。



見つけるために、学び、働き、、つまり生きているんだとさえいえる。



そういうことを伝えなくちゃならないんだと思う。



成人君主じゃなくていい。。



「生きている」・・・って生々しいことだから。。



コメント
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