デモスの祖父たちの家族は、村の人々とともにアメリカにやってきました。
彼らは、ニューヨークからロサンゼルスまで、旅を続け、一番安い所に家を借りました。
持っていたお金は、使い果たしてしまいましたが、不景気な時代で仕事もありませんでした。
日曜日は、家の客間にみんなで集まり礼拝をしました。
1906年、祖父とその兄たちは、馬小屋での仕事を探しながらアズサ街とよばれる所にやってきました。
ところが、そこでは馬や馬具のにおいに混じって、自分たちと同じように異言で賛美している声が聞こえてきたのです。
それは、馬小屋を改修した建物から聞こえていたので、祖父たちが声をかけると、すぐに中に入れてくれました。
中では、神さまの臨在の中で、人々が自分たちと同じように両手を上げて賛美しているのを見たのです。
これこそが、アズサストリートの教会でした。
アルメニヤから逃げてきたクリスチャンたちは、その流れに合流しました。
やがて、祖父が亡くなり、息子のイサクの子であるデモス・シャカリアンは、アメリカで大実業家となり国際純福音事業家親交会を創立し髪の器として大きく用いられました。
ところで、アメリカでは、現在キリスト教に対する迫害が、各地で起きてきています。
やがて、アメリカに、クリスチャンたちが住めなくなる時代が来るかもしれません。
その時、封印された、第二の手紙に書いてある地に、再び逃げる時が来るのでしょうか。
これは、デモス・シャカリアン氏が書かれた「地上最大の成功者」からの抜粋です。
文字も書けないエフィムが見た幻から示されたことは、将来カラカラの村に、悲劇が襲ってきて幾千万の人々が虐殺されると言う内容でした。
だから、その地方にいる者は海の向こうの地図で示した地に逃げ出さなければならないと言うことでした。
地理の本など見たこともなかった11歳のエフィムが書いたのは、アメリカの東海岸でしたが、そこに安住するのではなく西海岸に移動するようにという神さまからの語りかけでした。
しばらくして、エフィムは、第二の預言を占めされましたが、それは、もう一度逃げ出さなければならない時が来るので、それまで封印しておくようにと言う物でした。
20世紀になってすぐに、エフィムは、「約50年前の預言が成就する時が近づいたので、アメリカに逃げなければならない。カラカラに残っていると殺される。」と言い出しました。
それを信じた人々は、全財産を持ってアメリカに逃げ出したのです。
もちろん、デモスの祖父と13歳のイサクもそこにいました。
その後の1914年、トルコ人が、アルメニヤを襲い、残っていたカラカラの住民をふくめて百万人以上が殺されたのです。
クリスチャンたちは、イスラム教への改宗を拒んで、炎の中で賛美を歌いながら殉教して行きました。
1891年5月25日、アルメニヤのカラカラという村の農場で、デモス・シャカリアンの祖母は縫物をしながら泣いていました。
彼女には、5人の女の子がいましたが男の子がいなかったのです。
また、病気だったので、いやしを求めるとともに男の子が欲しいと日頃、祈っていたのです。
その時、義理の兄は、聖書を読んでいましたが、突然神さまからの語りかけを受けて、興奮しながら彼女に「神さまがあなたに来年の今頃、男の子を与える。」と語られたと言ったのです。
そして、村中が固唾をのんで見ている中で、きっかり1年後にデモスの父親であるイサクが生まれました。
1900年、イサクが8歳の時、ロシアから100人のクリスチャンが幌馬車に乗って、村にやってきました。
彼らは純福音(フルゴスペル)を伝えに来ました。
デモスの祖父は、彼らの言う聖霊のバプテスマを信じることができませんでしたが、村中でそれをもてなしたのです。
祖父は、100人が食べることのできる一番良い牛を料理しようとしましたが、それは片目がつぶれていました。
聖書では、欠陥のある動物を捧げてはいけないとありますが、その牛しかいなかったので、頭を納屋に隠して料理を出しました。
ロシア人が、食事の祈りをして食べようとした時、長老がそれを止めました。
そして、納屋の中に隠してあった片目のつぶれた牛の頭を探し出したのです。
それがきっかけで、祖父は悔い改めて、夫婦そろって聖霊のバプテスマを受け、異言(神が与える霊的な言葉)を語り出しました。
村には、昔から少年預言者エフィムと言う男がいましたが、その頃は58歳になっていました。
彼は、四六時中祈っていました。
エフィムが、11歳の時、7日7番の断食の後、幻を見せられました。
エフィムは、読み書きができませんでした。
しかし、その幻の中で文字や地図が見えたのを書きだしたのです。
それは、ロシア語で書いてあったので、文字の読める人のところに持って行くと、神さまからの警告が書いてあったのです。
昨日、前に検査していたアレルギー反応の結果が分かりました。
ハウスダスト・ダニ・スギ・ヒノキにアレルギー反応が出ました。
本当に感謝です。
これで、長く続く席の原因が分かりました。
20年近く前に、やはり花粉症で、物凄く目がかゆく、くしゃみ鼻水がひどかったのが、完全にいやされています。
今回も、原因がわかったので、対策とともにいやしの祈りをしています。
神さまに期待します。
この桜は、教会の使くの小学校の門のところにある木です。
この学校は、前に乙武さんが勤めていらしたところで、映画の舞台になったところです。