金曜日に、ガンの経過観察で病院に行った。
数値は安全範囲内だけど、なぜか1ケタにならない。
いつも2けた台をうろうろして、ときどき20近くに上がってしまう。
私は緊急手術だったので、リンパ廓清をしていない。
(詳しくはhttp://www.mint-mint.com/ をみてね。)
そしてようやく5年目で二か月に1回の血液検査と1年に1回のPETになった。
それまでは毎月、経過観察で診察に行き、PETも1年に2回とっていた。
他の病院の人は、5年経つと一応卒業させられてしまう人もいると聞いた。
大学病院だから実験材料であることは、しょうがないのだけれど。
でも詳しく定期的に調べてもらえるのはいいのだが、PETはお金がかかる。
4月の診療体制の改正で、私の主治医は腫瘍専門医になった。
普段は、普通に過ごしているが、時々すごく疲れることがある。
そして爪が弱くもろくなった。髪の毛もまだ弱いまま。
そのことについては、もう副作用はないとDr.は言うが、経験者誰に聞いても、これは抗がん剤の副作用が、5年経とうが何年経とうが消えないということではないかという話になる。
最初の手術、抗がん剤治療の入院では、母をひとりにして入院したが、(弟がその間、面倒をみてくれた)、今は自分の体だけを考えればよくなった。
だからと言って、再発は嫌だけど。
いつもは忘れているくせに、病院へ行くときは、やはりドキドキする。
そして弟が心配してもってきてくれる、ガンに効くといわれているサプリメントを飲んでいる。
もう二度とあの苦しみは味わいたくない。
それでも、頑張って会社には行っている。
見た目は普通だから元気だろうとみんな勘違いする。
でも、同じ病気の人たちと話すと、やはりまだ、みんな、ときどき疲れが残ることが多いと言っている。
私はそのあと、鬱になってしまったので、心療内科へもかかっている。
どうやら、ガン→鬱というコースは、案外あるらしい。
今は、母が亡くなったことが大きな鬱材料だが、体のどこかにガンの目に見えない芽が潜んでいないとも限らない。
母の望むように、母の世話をできるだけしようと思っていた矢先に亡くなってしまい、今、私の気持ちは路頭に迷っている。
だから、もしガンが再発したら、ひとりで泣くことしかできないのかもしれない。