味噌煮込みうどんといえば名古屋。
これが食べたくて、よく中日劇場へ、もとい中日劇場地下の山本屋に通ったことがあった。
中日劇場で公演される宝塚を観るのが目的なのか、味噌煮込みうどんが目的なのか・・・・。
前は、中日劇場はローテーションによっては、新トップのお披露目がもっとも早く行われるところでもあったが、一応地方公演の部類に入るので、全員参加ではなく、若手は別のところで公演をしていた。
そして、過去物をやるので、それも楽しくて、時間の許す限り通った。
バブリーな頃は村で大劇場公演を観て、名古屋で途中下車して、味噌煮込みうどんを食べたこともあった。
こう寒くなると本当に味噌煮込みうどんが恋しくなる。
そしてこの店はお漬物おかわり自由なのだ。
昨日は買っておいたうどんがあったのと、カフェでお味噌汁が余ったのをもらってきたので、ちょっとうちの味噌をたして卵を入れ、味噌煮込みうどんを作った。
これが案外美味で、中日劇場をふんわりと思い出してしまった。
中日劇場は今はしばらく行っていないけれど、チケットの番号が東京と逆に座席番号がふってあって、若い番号だからと喜ぶと後ろのほうだったりして、がっかりしたことがあった。
当時は友の会のみでチケットを取っていたが、なかなかとれず苦労もしたが、地方公演という独特な雰囲気が好きだった。
そして終わると山本屋にかけつけて、味噌煮込みうどんを食べるというのが、名古屋での楽しみだった。
山本屋も総本家と本店と別々の店があるらしいが、東京浅草にどちらかわからないが、味噌煮込みうどんの山本屋ができたので食べに行った。
しかし、なんか違う。お漬物もおかわり自由じゃないし、味が違う。美味しくないのだ。
これじゃ、通販で取り寄せたほうがよっぽどまし。
しばらく味噌煮込みうどん、食べてないな。
いつも2月頃行くので、ちょうどいい時期なのだ。
来年の公演は、宙組公演『ロバート・キャパ 魂の記録』、ロマンチック・レビュー『シトラスの風II』が上演されるらしい。
作品的にあまり観たいという気にならない。
また、味噌煮込みうどんだけにつられていく余力もない。
しばらくはどちらもお預けだ。