乱暴なサメがまんぼ~を探していると知ったイルカ君は、大急ぎ
で引き返してきました。
よってたかって弱い魚をイジめるなんて言語道断!
ところが、そこにはウミガメ君が泣いているだけで、まんぼ~や
サメの姿はありません。
話しを聞くと、何匹ものサメが嫌がるまんぼ~をどこかに連れて
いってしまったのだとか。
ウミガメ君の話を手掛かりにしてイルカ君が探したところ、岩場
の向こうでオレンジ色のヒレが弱々しく動いており、サメの軍団
はどこかに出かけているようです。
状況からして、サメがまんぼ~を岩場に閉じ込め、逃げられない
ようにしているのでしょう。
今のうちに助けようと思ったイルカ君は、逃げるための道を作る
ために、大きな岩を1つずつ動かすことにしました。
チクショー、チクショー。 酷いことをしやがって。
サメに囲まれて怖かっただろうし、こんな場所に1人で閉じ込め
られて心細かったに違いない。
まんぼ~の気持ちを考えると、胸が締め付けられます。
外側からでは詳しい様子が分かりませんが、既にケガをしている
可能性も十分に考えられます。
もっと早く自分が引き返していれば・・・。
なんとか通り道ができると、憔悴しきったまんぼ~がフラフラと
岩場から出てきました。
「まんぼ~君、大丈夫か! ここから早く逃げないと!」
「うぅぅぅ イルカ君・・・ お腹が空いた」


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