本日もご来店有難うございます。
今日は息子に写真をみせながら、
語彙をふやす練習をしました。
耳からのインプットが苦手な彼は、
耳から聴いただけでは、
相手が言いたいことを即座に理解することが
できないことがあります。
逆に、人の表情や仕草にはとても敏感で、
ふだんはどうやら視覚で情報を補っているようです。
私は息子とコミュニケーションするときには、
写真や実物をみせたり、
ジェスチャーをつけますが、
視覚的な情報が加わった場合の理解度は
まったく違います。
さらに、理解したことを、口で必ず言うこと、
アウトプットすることが大切に思います。
彼の場合は、視覚から言語につながれば、
その言葉ならば、ヒアリングできるのです。
私自身は比較的耳で聴くのが得意ですが
文章を理解したり記憶するのは苦手です。
そこで、ブログやボランティアの原稿書きなど
勉強したいことは、とにかく文章にすることで
記憶に残すようにしています。
打ち合わせ、会議、セミナーは、
一度耳で聴いているものは
それを更に文章にすると
かなり記憶として定着するようです。
出席していない会議の議事録は、
自分なりにもう一度まとめなおしたり
スケジュール帳に書き写したり、
口頭で職場で確認をすることで
記憶に定着させるようにしています。
ときどき細かいデータなどがスラスラとでてくる
凄い人がいて驚きますが、こうした方々は
人に説明することが多かったり、
執筆活動や講演で喋っていることが多いようです。
アウトプットすることで記憶が定着し、
思考が整理されているのだと思います。
息子がたまたまコミュニケーションにハンデを
持ちますので、
私は人間の記憶や理解と行動との因果関係を
考える機会が多くなりました。
しかし人間とは誰しもみな不完全です。
人間の脳とは「忘れる」ようにできていると聞きます。
だから、ただ聞いただけ、文章をみただけならば
ほとんど忘れてしまうのです。
大切なことも、努力をしなければ、記憶に残らず
思考もごちゃごちゃのままなのです。
ですから、その不完全さを認め、
ノートをとる、ファイルをする、文章にまとめるなど
不完全さを補うことが大切だと、
息子の学習を通じて学ぶことができました。
これは息子に感謝です。
それではおやすみなさい。
いい夢をみてくださいね。