映画『関ヶ原』
この映画『関ヶ原』という壮大な物語の記事を
書くことは、私にとって困難を極めました。
司馬遼太郎先生も、この『関ヶ原』を執筆する際に
「どこから手をつけてよいものか」と悩んだ
そうです。
小説も映画『関ヶ原』のナレーションも
ヘンリー・ミラーの言葉を引用し始まります。
「いま君はなにか思っている。
その思いついたところから
書き出すとよい」
司馬遼太郎先生は、
「そういうぐあいに、話をすすめよう」と
言いましたが、おそれながら私もそのように
話を進めようと思いました。
「パーティやろうぜ!ガンヘッド!」
パーティやろうぜ!ガンヘッド!
『関ヶ原』の原田眞人監督がむかし手がけた
特撮、それが『ガンヘッド』です。
マンガ版が麻宮騎亜先生です(サイレント・メビウス)
ちなみに『レ・クリエイターズ』の、
あおきえい監督は『ガンヘッド』が大好き(笑)
↓
あおきえい
@ei_aoki
うわ、會川さんだ!! 小説読みましたよ! ライナー真島最高!! 完結編を待ち続けて早20年…まだ待ってますよ! RT @nishi_ogi: まじデスか? RT @ei_aoki: オレのアニメ業界の夢のひとつはガンヘッドをリメイクすることだ(キリッ RT @setoken
あおきえい
@ei_aoki
あと、「ガンヘッド」以降、原田眞人監督作品は全部チェックしてます。「放浪息子」の#01 #02 冒頭のインタビューシーンは同監督の「KAMIKAZE TAXI」からインスパイアされてますよ。
こう言ってるということは、あおきえい監督は
『関ヶ原』も見た、と思います。
あおきえい監督は、『放浪息子』や『喰霊-零-』に
『アルドノア・ゼロ』と『Fate/Zero』の人・・・
というとなんとなくわかると思います。
では、話をすすめます。
初芽
では、私の思っているところはなにかと
いうと「初芽が可愛い♪」です☆
初芽とは映画『関ヶ原』に登場する石田三成に
仕える忍びです。
なので、この記事は「初芽、可愛い♪」を中心に
すすめていこうと思います☆
『思い出のマーニー』のマーニー役でも有名な
有村架純さん、が初芽を演じています。
初芽は、こういう男装も似合います♪
ちなみに太刀持ち、なんです☆
この男装も可愛いんですが、
いかにも密偵というか子犬みたいな
雰囲気も可愛いのです☆
そして初芽は強い!
なんといいますか、有村さんは本当に強そうに見える
んですよ。
初芽を演じる有村さん、ですが
けっこう体格がいいと思います☆
有村さんは癒し系というか、ほんわかした
感じが可愛いんです☆
ですが、「目が完全に据わってる」有村さんも
あまりにも素敵すぎて☆
泥だらけになりながらも演じたアクション。
これは、いかにも忍び同士の戦いなのです。
アクションシーンが何度かありますが
初芽は、がんばっています。
蛇白
初芽が石田三成に仕える忍びなら
徳川家康に仕える忍びが、この蛇白です。
蛇白は原作の『関ヶ原』には登場しない
オリジナルの人物ですが、名前どうり
蛇に似た雰囲気や冷酷そうなところが、
いかにもで、美人なのも素敵☆
それでいて情が深そうなところも、また良い☆
蛇白だから白い蛇を連れているのですが
この蛇白を演じた伊藤歩さんの写真ですが・・・
可愛いですね♪(笑)
忍びの生き方
情報収集のために、忍び同士が集まる「忍び市」
ここで描かれる「忍び」とは特定の主を持たず
したがって忠誠心もありません。
だから平気で裏切るし、ウソもつきます。
で、真ん中の赤耳(映画のオリキャラ)は、
この忍びの複雑な状況を体現しています。
わりと平気で人を裏切ったり、ウソをつくかと
思えば直江兼続(松山ケンイチ)の育ての親
だったとか、最後に意地を見せたりと複雑な
面を持っています。
蛇白も赤耳もオリジナルキャラなのですが
違和感なく映画に存在しています。
原田監督は司馬遼太郎作品をとても理解している
と思います。
『梟の城』や『風神の門』とか、好きなのでは?
(司馬遼太郎作品で忍びが出てくる作品)
本来、情も忠誠心もないはずの忍びが
特定の主に仕えて、情が深くなる、とか
その展開が面白いのです。
それが初芽と蛇白なんですが。
予告でも言っていた、初芽の、
「人とも忍びとも思うてくださいますな」
「伊賀の女は人の痛みに敏く自分の痛みに鈍感」
これ、横山光輝の、『片目猿』や『隻眼の竜』などの
忍びが、そうなんんですが、
「忍びが主(あるじ)持ちになったら、おしまい」
なんですよね。
忍びが1人の人物に惚れて仕えるようになったら
危ない、という話は、『影武者徳川家康』とか
『花の慶次』でも言われますよねぇ。
いくら忍びといっても人間なので、そりゃ感情
だってありますし、人がゴルゴ13みたいに
完全なマシーンになぞなれる訳がありませんしね。
だから、忍びは誰かに惚れてしまうのですが☆
この初芽と石田三成のシーン。
初芽「いつまでも、お仕えしとうございます」
と念入りに演出してるんですが・・・。
はっきりいってイヤ~な予感がしてきます(^-^;)
完全にフラグ!
で、予想通りに(?)これが初芽と石田三成との
永遠の別れとなります。
しかも物語は終盤の関ヶ原へと行く寸前で!
これ以降、初芽は事実上、ほとんど関ヶ原には
関与しなくなります・・・。
ここら辺の初芽の描き方は、ちょっと納得が
いかないなぁ~と思いました・・・(^-^;)
若干の不満を除けば『関ヶ原』の出来は
パーフェクトです☆
次回は『関ヶ原』考察編です。
映画『ジャスティス・リーグ』
見てきました。
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