皆さん、この表題…なんでしょうか(笑)
ノット・クラッシュ・オブ、マイ・フェィス…
実はこれ英語なんですけど(天の声)何?そんなことわかっている…
ええ、 そうなんですよ♪
先週鬼塚専務が渡米されました。
アメリカにもあるのです、合弁会社です。
三年前ですが、アメリカの会社を買収しました。
どうですか♪うちの会社も国際的でしょ(笑) ここ以外にもアメリカに五社、系列会社があります。(主は台湾、中国)
それで今回視察を兼ねて渡米されたのですが、 元々鬼塚専務が仕掛けた買収はその中の一社でした。
残る四社はあのライバルと目(もく)される
根本常務が手掛けた会社でした。
それで…今回の視察とは営業成績の芳しくない会社のてこ入れが目的です。
鬼塚専務は英会話に達者な河田部長を同伴して行かれましたた。
「おい、亀田!」
「はい、」
「お前、前にロンドンに居たらしいなぁ…」
「はぁ~?」
藪から棒に聞くのは鬼塚専務のオハコ(十八番)です。
何の前触れもなくいきなりでは誰だって戸惑うでしょ(笑)
「僕がですか?」
「なんだ、お前忘れたのか…」
「いえ、僕ロンドンなんか行ってませんよ…」
「なに!!イギリスだぞ「はぁ…イギリスのロンドンですよねぇ…」」
「おかしいなぁ…」
おかしいのはあんたの頭だよ♪ 亀田部長は内心舌を出していました(笑)
「専務、ロンドンでしたら河田部長じゃあないですか」
横から話を聴いていた加藤課長です。
「おぉ…!?河田だったか?」
大袈裟に驚かれましたが、間違った照れ隠しでしょうか(笑)
そうでしょうが… 亀田部長は首をすくめて苦笑いです。
「しかし河田部長は凄いですね」
加藤課長が感心したように呟くと、ライバル関係にある亀田部長は面白くありません。
「ロンドンなんてうちには関係ないじゃないか」
確かにエレクトロニクス系列のこの事業本部にはイギリスは縁がありません。
しかし会社全体では多少関連がありました。 (五事業部がありますから…)
「そ、そうですね…(汗)」加藤課長は改めて二人の確執の深さを知りました。
鬼塚専務は本社から得た情報を早とちりして、亀田と河田を聞き間違っていらっしゃいました。
「それで河田はどこにいるんだ?」
せっかちな鬼塚専務がぐるりと見渡しますが、姿はありません。
「今日は月例会がありますから…」
そこら辺りにいるでしょう…と加藤課長も見渡します。
総務の加藤課長は言わば雑用係と言った風で特に鬼塚専務がいらっしゃった日は大変でした。
「ちょっと探してきます」
「おう、頼むよ会議のあとでもいいんだけど、忘れちゃあだめだからなぁ」
「ははは♪」事務所の笑いを誘って専務はおとぼけのポーズです。「はい」つられて笑った加藤課長は事務所を出ました。
「六階にいなけりゃあ…」
加藤課長には心当たりがありました。
七階に設計室がありました。
ちょうどこの上の階ですが、河田部長の担当するお得意先の仕事を請け負っていました。 だからあそこに間違いない。
それと断言できるもうひとつ理由がありました。
それは最近入社した(もっとも派遣社員ですが)女性社員 でした。 彼女は独身、アメリカで同じような仕事をしていたのですが家庭の事情で帰国してきました。
アメリカで働いていたのですから英語はペラペラで、ロンドンにいた河田部長とよく話が合っているみたいです。
もちろん仕事の打合せでしょうが…それにしても河田部長が熱心に通うだけあって彼女は中々の美人系でした。才色兼備は彼女のためにあるようですが、帰国子女みたいなバター臭い女を加藤課長は苦手でありました(笑)
ノット・クラッシュ・オブ、マイ・フェィス…
実はこれ英語なんですけど(天の声)何?そんなことわかっている…
ええ、 そうなんですよ♪
先週鬼塚専務が渡米されました。
アメリカにもあるのです、合弁会社です。
三年前ですが、アメリカの会社を買収しました。
どうですか♪うちの会社も国際的でしょ(笑) ここ以外にもアメリカに五社、系列会社があります。(主は台湾、中国)
それで今回視察を兼ねて渡米されたのですが、 元々鬼塚専務が仕掛けた買収はその中の一社でした。
残る四社はあのライバルと目(もく)される
根本常務が手掛けた会社でした。
それで…今回の視察とは営業成績の芳しくない会社のてこ入れが目的です。
鬼塚専務は英会話に達者な河田部長を同伴して行かれましたた。
「おい、亀田!」
「はい、」
「お前、前にロンドンに居たらしいなぁ…」
「はぁ~?」
藪から棒に聞くのは鬼塚専務のオハコ(十八番)です。
何の前触れもなくいきなりでは誰だって戸惑うでしょ(笑)
「僕がですか?」
「なんだ、お前忘れたのか…」
「いえ、僕ロンドンなんか行ってませんよ…」
「なに!!イギリスだぞ「はぁ…イギリスのロンドンですよねぇ…」」
「おかしいなぁ…」
おかしいのはあんたの頭だよ♪ 亀田部長は内心舌を出していました(笑)
「専務、ロンドンでしたら河田部長じゃあないですか」
横から話を聴いていた加藤課長です。
「おぉ…!?河田だったか?」
大袈裟に驚かれましたが、間違った照れ隠しでしょうか(笑)
そうでしょうが… 亀田部長は首をすくめて苦笑いです。
「しかし河田部長は凄いですね」
加藤課長が感心したように呟くと、ライバル関係にある亀田部長は面白くありません。
「ロンドンなんてうちには関係ないじゃないか」
確かにエレクトロニクス系列のこの事業本部にはイギリスは縁がありません。
しかし会社全体では多少関連がありました。 (五事業部がありますから…)
「そ、そうですね…(汗)」加藤課長は改めて二人の確執の深さを知りました。
鬼塚専務は本社から得た情報を早とちりして、亀田と河田を聞き間違っていらっしゃいました。
「それで河田はどこにいるんだ?」
せっかちな鬼塚専務がぐるりと見渡しますが、姿はありません。
「今日は月例会がありますから…」
そこら辺りにいるでしょう…と加藤課長も見渡します。
総務の加藤課長は言わば雑用係と言った風で特に鬼塚専務がいらっしゃった日は大変でした。
「ちょっと探してきます」
「おう、頼むよ会議のあとでもいいんだけど、忘れちゃあだめだからなぁ」
「ははは♪」事務所の笑いを誘って専務はおとぼけのポーズです。「はい」つられて笑った加藤課長は事務所を出ました。
「六階にいなけりゃあ…」
加藤課長には心当たりがありました。
七階に設計室がありました。
ちょうどこの上の階ですが、河田部長の担当するお得意先の仕事を請け負っていました。 だからあそこに間違いない。
それと断言できるもうひとつ理由がありました。
それは最近入社した(もっとも派遣社員ですが)女性社員 でした。 彼女は独身、アメリカで同じような仕事をしていたのですが家庭の事情で帰国してきました。
アメリカで働いていたのですから英語はペラペラで、ロンドンにいた河田部長とよく話が合っているみたいです。
もちろん仕事の打合せでしょうが…それにしても河田部長が熱心に通うだけあって彼女は中々の美人系でした。才色兼備は彼女のためにあるようですが、帰国子女みたいなバター臭い女を加藤課長は苦手でありました(笑)