寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

ノット・クラッシュ・オブ、マイ・フェイス(3)

2011年10月12日 10時01分36秒 | 日記
ようやく河田部長を連れ戻した加藤課長(笑) 自分の席に腰を下ろしてちょっと休憩です。
お疲れさまでした(笑)(天の声)
机の書類に目を通すのですが、どうも落ち着きません。
あの憂いを含んだ瞳が頭の中にこびりついて離れません。
「俺としたことが…」頭を振って幻惑を降りきろうとしますが、
きっと修業が足らないのかもしれませんね(笑)
目を瞑ればやっぱりあの瞳にあの唇… あの艶っぽい黒髪…
加藤課長は45歳にして胸キュンしていたのです。
「俺としたことが…」加藤課長は七階に上がったことを後悔していました。 今が大事なときだからです。
加藤課長は最近代理が取れました。
つまり課長代理から課長に昇格したわけですが、元々製造業の会社の総務課は少数激戦です。
同じような境遇で上を争っいるのですが、
査定などあまりにも数字に表し難い職場でありますから、 どうしても上部のさじ加減が物を言うことになります。
何度も説明していますが潔癖を誇るこの会社で不倫などの噂が上がれば即左遷になります。 実績の表しにくい職場だけにこのような汚点は致命傷ですね。
45歳の若い加藤課長は大きな野望を持っていました。
そろは本社の総務部長の席に座ることでした。
総務部はそれ自体独立しています。
つまり本社の総務部長は頂上になりますから、肩書きは部長でも待遇は本部長と同等でした。
口が上手く人との議論に負けたことのない加藤課長は上司…や役員の受けにも自信がありました。 いわゆる上に優しく下に厳しい…狡猾なきつねみたいな男でした。(ちょっと言い過ぎでしたか…)
そんな男が柄にもなく恋をしたのです。
コメント
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