寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

韓流は…(2)

2011年10月20日 09時38分25秒 | 日記
来月は霜月と呼びます。
寒くなりそうですね。 日本は北海道で最低気温が-30度になる場所もありますが、この辺りでは(人の住む)精々零度になれば大変な騒ぎになります。
雪の降るのと気温にはあまり関係がないようで、お隣の韓国そう雪は降らないようでも気温は日本より遥かに下がります。たぶんシベリア寒気団に近いせいでしょうか。
それで去年の冬でした。
韓国のメーカーが数人来られました。
例によって工場の見学が主として発注の打ち合わせでしょうか…
昨日話をしましたが
まず若いなぁ…が第一印象でした!
三人ともに三十代前半でしょうか…
内の一人は日本語がペラペラでした。
何でも大学で日本語を学んだそうで、何年間日本に住んでいたみたいです。
韓国語(朝鮮語)と日本語文法が同じで アメリカや中国みたいにひっくり返して文章を作らなくてよいぶ分習いやすいのです。
発音もあいうえお、から始まる五十音を覚えたら大体話せます♪
とその韓国の方は話していますが、日本語は簡単だと言われると…何だかバカにされている気分になるのは私だけでしょうか…

とにかく韓国でメーカーに勤める条件に日本語があるとは驚きでした。
英語やあるいは中国語に重きを置いているのはもちろんでしょうが、先ずは日本語ですって…
しかし彼が学んでいた十数年前はまだ韓流ブームもなく、韓国事態が日本を敵みたいに見ていたはずですが、若い人の中では日本の経済力を真摯に受け止めていた人材がたくさんいたのでしょう。
実際私がお乗せした韓国人で半分くらいは日本語を話していましたから…日本製品を焼き討ちしていた輩を尻目に外国語を学ぶなら日本語だと考えていた先見の明がある韓国人もたくさんいた証拠ですね。
彼らは総じて礼儀正しく日本人を軽論じた態度はおくびにも出しません。
中には車から見える景色を珍しそうに眺めている人もいます。
工場の視察は日本でも郊外と言いますか…まず田舎にあります。
私が最寄り駅から工場までお乗せしますが、日本語を話せる韓国人には閉口してしまいます。
お行儀はいいのですが若い分興味津々です。 大きな街…大阪だとか京都にはビルばかりで、面白くないのは分かります。
その点田舎は日本の本当の姿を見せているかも知れません。
神社があって、お寺があります。 山や川田んぼも見えます。
そのみ目についたものにいちいち質問をしてくるのですから、私が困ったのもご理解いただけるでしょう(笑) お寺や田んぼは彼らもよく分かっているみたいで
「うんうん」とうなずいています。
ところが神社は理解できないようで、説明するのに難儀しましたね(苦笑)

「神様…です」
「神様!?ゴッドですか?」
「彼らはキリストみたいなイメージを持ったみたいで、私は」
「ゴッドとは誓います」と言いますが、
「じゅあなんですか?」
問われて…
これがまた真面目な顔なのですから困りましたね。
最初は気軽に観光案内するつもりがいつの間にか講座になっていました。
私は日本の先生ですね(笑)
歴史に少し自信のあった私は神社の説明に苦慮していましたが、 もう自棄っぱち気味に
「こ5神様はむかしあなた方の国からきた人々を崇めて祭っているのです」
と話しました。
確かにこの辺りには渡来人つまり朝鮮からきた人々がたくさんすんでいました。
大陸の紛争から逃げ出してきたのです。
渡来人は日本より遥かに高い技術を持っていました。農業や製鉄、建築、織物なとあらゆる分野で日本のお手本になりました。
これはなんかの本にありましたが(笑)
とにかく私はたどたどしい(笑)説明をしました。
それを聞いていた韓国人は全員がすごく感心しました。 私は内心わかるかなぁ…と思っていましたが、彼らはそんな知識を持っていたかどうかわかりませんが…
「そうなんだ♪」
と納得はしたみたいでした。
やれやれ…私は肩の荷が降りたようではやく工場に着かないかとこれほど痛切に思ったことはありません。

あとから考えてみると、韓国人には未だ日本に対してぬぐい去れない劣等感があるみたいで、昔朝鮮から技術指導した話しは彼らの気持ちを和らげた効果があったようでした。
そのあと彼らの質問攻めは止みました(笑)
どうしたんだろう!!私はバックミラーを見るとたぶん今の話を感慨深げに思い浮かべて流れ行く田舎の景色を見ていました。
コメント
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