まちの安全管理センター

このブログは、全ての人々が安全で安心出来る地域社会を実現します。

再生エネ買い取り価格、洋上風力は陸上の1.6倍に

2014-03-26 21:35:10 | 日記
 資源エネルギー庁は2014年度から再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)で、洋上風力発電の買い取り価格を新たに設定します。1kWh当たりの価格は36円(税抜き、以下同じ)で、発電容量20kW以上の陸上風力発電に比べると約1.6倍となります。3月10日に14年度の買い取り価格案を発表しました。
 洋上風力発電は、陸上と比べて近隣住民の生活や生態系に与える影響を抑えられる一方、建設や維持管理などに掛かるコストが陸上よりも高くなります。13年度までは洋上と陸上で買い取り価格に差がなかったため、改善を求める声が上がっていました。資源エネルギー庁は14年度の価格案に関して3月19日まで意見を公募しています。その後、価格を正式に決定し、3月末までに公布する予定です。
 14年度の買い取り価格案では、一般的な中小水力発電とは別に、既存導水路を活用する中小水力発電の買い取り価格も新設しました。該当するのは、既存の導水路や水圧鉄管などの土木設備の中に、新たに電気設備を設置して稼働させる発電設備です。
 台風などの危険性もありますが、騒音問題などの地域住民とのトラブルもなくなるでしょうから、洋上風力発電の設置が進む事を願います。