築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

定置の難しさ…

2012-06-11 10:11:30 | Weblog
今日も佐渡島の定置網天然本マグロが出ていました!!
が、魚的には土曜日に出ていた魚のほうが型も大きく、質も良くで相場は今日のほうが幾分下がっていたように感じます。


その他にもニュージーランド産の天然インドマグロゃアメリカ・ボストン産の大西洋の天然本マグロなどもあり、こちらの方は相変わらずのそこそこの相場!!

特にボストン産の魚はまだ時期が早く脂薄いにも関わらず値は出てます!
なぜ近海の天然本マグロよりも輸入のほうが値が出るのかというと、それは…

『漁の方法の違い』

が大きいと思います。
今の佐渡島定置、確かに魚はスバラシイです♪脂ものってますし、見映えもします!!しかし色持ちの点ではボストンマグロやニュージーランドインドの『延縄漁』にはかないません。。


もちろん多少色がボケる、変わるくらいでは味などは変わらないのですが、やはり見た目でNG(>_<)


両方あるのが一番の理想なのですが、この辺のバランスが本当に難しいところでもあります(>_<)



ちなみにむか~しいたホントの上物師の方は定置網や旋網などの網で捕れたマグロは絶対に買わなかったそうです。。
今は近海に延縄漁がスゴく少なくなりましたから、そうもいってられないと思いますが…



写真はその延縄漁のニュージーランド産天然インドマグロ!
脂は薄めですが、色、すばらしいですよ~♪
そして色、持ちます!!



あしたはまだ何も聞いてませんが、なんかしらはありそうですね(^-^)
でも今の時期からボストン捕っちゃったら、枠が決められちゃってるだけに…『もったいない!!』なぁ(x_x;)