築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

一生・・・勉強(><)

2018-09-08 07:10:41 | Weblog
北海道の地震の影響で当然北海道の船は出れず?サンマが無くなる!!
と昨日インターネットのニュースで記事を見ましたが、
今日朝、セリ場に行く途中でちらっと小物類の売り場を覗くと
今日はさすがにガラガラでしたね。。
台風の影響、地震の影響で物は少ないようです。

マグロは近海物こそ少ないですが、(津軽海峡は数本ありました)
大西洋の天然本マグロに今日はオーストラリアとケープタウンの天然インドが
そこそこの本数で出ておりました。

ホント、9月入ってもまだ天然のインドが出ているというのは珍しいですね~
物的には良いのはもちろんあるようですが、数本だけ・・??
まぁこの時期のインドですので・・・・お察しください(^^;;)


でですね、もう良い時期のはずの大西洋ジャンボ!ですが、本数こそここの所
安定して出ておりますが、物がイマイチ安定せず!?というか、平均
『もうちょっと・・・』
という具合に良いのはもちろんあるんですが、
平均するともう一つ身が水っぽいという感じでして。。

日本はまだまだ残暑も残っておりますが、はるかアメリカ東海岸もまだ暑く、
水温が下がらないのかなぁ~~~なんて思ってしまいますね。
実際のところは全然わかりませんが(汗)


そんな中でも面白い?品物を探してくるのが私たち仲買の仕事。
セリ場では魚体本体の質感だったり腹の厚み、傷の大きさや深さなどもみますが
それと同時にこういった尻尾の輪っかを見て全体を判断します。




もちろんこれの通りに中が出る保証はどこにも無く、尻尾よりよく出るときも、
尻尾よりも悪く出るときも・・・あります(><)

そこが「マグロはギャンブル」といわれる所以なんですが(^^;;)

何年やってても「失敗」あります(泣)
昔、見習いやってた頃に師匠に言われましたが
『マグロ買うのは一生勉強』
身に染みてます(><)


マグロの仕入れをしはじめてはや26年・・・・
まだまだひよっこです(汗)