築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

100本以上の中から・・・

2019-07-20 08:30:24 | Weblog
今日も南半球、特にニュージーランド産の天然インドが大フィーバー!
私が見た会社だけで100以上ありましたので、
総本数は200近くあったんじゃないでしょうか??

私は、やはり個人的にも気の合う、そして相性も何となく良いと感じる
卸し5社のうち2社を中心に・・・というか、ほとんどその2社から動きませんが、
100本以上の天然インドマグロを下付けするのはなかなかの「仕事」
1回1回屈むのでコシが・・・(笑)

そして100本以上見た魚から自分の気に入った物、面白そうだな?と思った魚に
値段を付けておいていざセリ開始。
ここだけの話ですが(笑)私が30年近くこの仕事をやり始めて、
セリをさせてもらうようになって27年。私が思うセリで魚を安く仕入れる方法は、
『とにかく競り合わない』こと。
よく「目利き」と言われますが、確かに魚がちゃんとわかっていることはある意味
最低条件といいますか(^^;)必須。。
その中でセリは駆け引き!
同業の仲買さん、そしてセリ人ともある意味駆け引き??
あとは自分の下付けとその日の相場を比率。
そして場の雰囲気ですね。
ある意味一番それを感じ取るのが大切かもしれません。

セリ番の早い方である程度値段出しても物が良い物を仕入れた方が結果安かったという時もありますが、
ある程度仲買が仕入れ揃ってしまえば番号が後になって値が下がるということもあり、
またその逆でその日に必要でまだ買えてない仲買さんが集まってしまうと、よく
「しりっぱね」
と言いますが、番号が後になっても全く値が落ちず、落ちるのは魚の内容だけという悲惨なパターンも。。


なので「いつ、どのタイミングで、どこまで値を出すか?」
これが本当に難しい・・・
ただ一つだけ、自分の下付け以上は出さない!!
それを守れれば結構いい仕入れができるのでは??
それが私が27年間セリをやってきて感じたことですね。


今はインターネット上でもオークションがあり、「競売」をする機会が多いと思いますが、
『あとちょっと、もう100円!』
ってなったこと、ありませんか??
まさにそんな感じです、競り合っちゃうときって(笑)


でそのガマンにガマンして競り落としたインドがコレ!!




ガマンした甲斐がありました(^^;;)
買えたのはこの1本だけですけどね~(泣)


今週後半、インド高くなっちゃいましたね~~
今日は格にすればジャンボのほうが安かったかな??

近海物も大間やら、青森県の定置網なんかも出てましたけど・・・
脂は薄そうですね。。。