築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

豊後水道対決!(笑)

2019-12-14 09:10:33 | Weblog
近海物の天然本マグロ、この時期で今のご時世で
津軽海峡で100キロサイズが1本で100万円以下
になることはもうほとんどなくなっちゃいましたね~
(200万円以上になることは度々ありますが)

今日は大間や三厩に北海道戸井と津軽海峡の大きいところが
そこそこ本数あったと思うのですが、まぁ安くないというか
普段通りといいますか・・・(^^;;)

値段考えても、割に合えば買おうとも思えるのですが、やっぱり
私はどうしても魚1匹に100万円の価値は見いだせず・・・(汗)


ということで、現状では本マグロは国産養殖が今は物も良く、
お得意様の評価も良いので好んで仕入れてます(^^)

産地もいろいろなのですが、有名なところでは京都の伊根産。
あとは四国、九州が多いんですが、今年で今のところ物が良いと思うのは
愛媛県の宇和島産と大分県産の「豊後水道」の養殖本マグロ。




海流が強いことで知られる豊後水道。
あの有名な「関アジ、関サバ」の豊後水道ですね(笑)
左が宇和島、右が大分。
色が微妙に違うのは、大分のほうが切ったタイミングが遅いからです。
まだ色が出てないんですよね。
マグロは酸化することで発色するので、本庁入れてすぐは色が濃く見えるんですよね~

ちなみに『酸化=熟成』ですので、マグロも卸して身の表面が空気に触れ始めた瞬間から
熟成が始まっているんですよね。
で。一番おいしいタイミングを見極める・・・もちろん魚によって違います。
まさに「プロの仕事」ですよね(笑)
板前さん、職人さんの腕の見せ所だと思います!

本マグロはそんな状況なんですが、メバチは相変わらず品物も良く
数もそこそこ来ております(笑)
ホント、バチが物が良いんで助かってます~~~~(笑)


マカジキは今日はゼロでした。。
が、マカも確実の物は良くなってきてますよ(^^)


近海バチもマカジキも脂のせてるって・・・『冬と秋の間』って感じしますね(笑)