築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

東京の底力!!

2020-09-12 09:12:18 | Weblog
このコロナ禍になって、多大な影響のうけてしまった外食産業。
当然その影響は飲食店だけにとどまらず、私たちのような仕入れ先にも影響が。。

4月5月頃の緊急事態宣言中は高級食材が良き場をなくし・・・
みたいな報道も多かったと思います。
それから半年近くなってますが、外食産業の状況は一向に変わっておりません。
いや・・・むしろ悪くなっているかも??
しかしもうそんな報道もすっかりされなくなり、マスコミさんにとっては
「賞味期限切れ」になったんだろうネタだと思いますが、とにかく状況は
何一つ変わっていないので食材が供給多可になっているのは変わらず。。

しかし毎回思うのは、この東京の市場というのは
「この本数、捌けるの??」
と思うようなマグロの数も最終的には捌け切ってしまうということに
今の状況を垣間見て、本当に驚きます。

今日は大西洋ジャンボこそ減りましたが、ジャンボと同じくらい大きい
三陸塩釜産の旋網天然本マグロが多数!!
それ以外にも津軽海峡の釣り物が結構出ていて、セリ場の本数としては
他の輸入物もあったりでかなり多めにありました。
相場はもちろん、ある特定の数本を除けば高くはなりえませんよね、この状況では。
しかし売れ残ることなく、最後には捌け切ってしまうというのは
本当にこの東京の市場の底地からだと思います。


マグロを取り巻く状況も、このコロナ禍になって結構変わってしまったと思います。
とくに私共が扱うのは「生もの」
品質の良いうちに売り切って、お使いになっていただかないとせっかく漁師さんが
苦労して捕ってくれた海の、自然の恵みを無駄にしてしまうことになってしまいます。

昔・・・バブル期あたりの景気の良い時は
「安くすりゃ売れる」
でしたが、今はお値段で・・・でもなかなか(^^;;)

「マグロのお命」をいただいているわけですからね・・・・
せめて無駄なく、美味しく頂きたいものです。



週末はお天気が心配ですが、東京もいよいよ
『GO TO キャンペーン』
に混ぜてもらえそうですね!
本当に1日でも早く、以前のように気兼ねなく「飲み会」ができる環境に
なっていただきたいものですが、はやく
「GO TO イート」
もやってくれませんかね(笑)





明けはまた「ジャンボデー」になりそうです(^^)
マグロ・・・多すぎ(汗)