築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

どっちがすごいのか・・・(^^;;)

2021-12-17 09:27:25 | Weblog
大西洋ジャンボが終わり、近海が時化模様とすっかり寂しくなった生マグロセリ場。
残りのボストン産が1本出ておりましたが、基本的には大西洋ジャンボは今年は終了。
近海も各社ぽつぽつ程度の本数で、養殖本マグロも本数少なくバチも少なく。。
相変わらずマカジキは無いに等しいですね。
いちおう2本出ておりましたが、今日の物は品物的に脂無しの色なし(泣)
年末までこのままというわけはもちろんありませんが、ここからの時期は
養殖本マグロも視野に入れつつの仕入れとなります。
ただ養殖と言ってもマグロの養殖は近畿大学の完全養殖もありますが、主要で出ているのは
成魚を半年から1年?いけすに入れる半養殖。
完全養殖も取り扱ったことはありますが、さすがにまだ完全養殖は物が私個人の印象としてはイマイチ。
たいして伊根産や他の産地の半養殖のマグロは以前の養殖マグロとはかなりイメージが違い
もう見た目ではすでに完全に天然物レベル。
食べても以前は「青っぽい」と言われていた後味も今や完全に無くなり、普通に私たちが食べても
「美味しい」と思えるレベル。
事細かく月いつめれば天然の良さってもちろんありますが、逆にいうと
「養殖の良さ」ってのもあるような・・・いまやそんなレベルのマグロです!

当店のお得意様にも「養殖じゃなきゃイヤだ」という方もいらっしゃいますし、
値段も養殖だからと言って安いというわけでは決してないんです。。

むしろ養殖はいろいろと経費も掛かっていますからね(笑)
ただそれだけの値は付けられるくらいのクオリティは持ってます!!




昨日仕入れた銚子の近海天然本マグロと養殖の本マグロ。。
どっちがどっちだかわかりますか??
天然に引けを取らない見た目の養殖がすごいのか?
養殖の脂に引けを取らない天然がすごいのか??

正解は左側が銚子の天然本マグロ、右が養殖本マグロです!!


技術の進歩・・・すごいですね(^^)