■記事を選ぶ目が「二次発掘の目」になってないか?
私はこのところ、読む記事を探すのにソーシャルブックマーク(SBM)とニュースサイトに頼りきりになっている。で、ふと気づいた。記事を選別するための目が、だんだん「他人の目」になっちゃってるなあ、と。
どういうことか?
記事を選別する目というのは、何段階かに分かれている。
たとえばAさんがブログに記事を書いたとしよう。そしてあなたはRSSリーダでAさんのその記事を直接読み、おもしろいと感じた。このときのあなたの目は「一次発掘の目」だ。
ところが今や、そうじゃないパターンも多い。
たとえばニュースサイトやSBMですでにリストアップされていたある記事を読み、「いい」と感じた。このときあなたが使ったのは、「二次発掘の目」になる。
以下、親ニュースサイトが見つけた記事を子ニュースサイト、孫ニュースサイトが取り上げ、あなたがそれを読むのは三次・四次発掘ってことになる。
■記事探しは「ブログ単位」から「記事単位」へ
さて冒頭の話にもどろう。
私が使っているRSSリーダは、「Headline-Reader」だ。この私のリーダには膨大な数のブログが登録されている。
だけど今や自分でリーダをいじり、自覚的にブログ単位で読む比率は落ちてきた。一方、SBMやニュースサイトを毎日チェックし、「今日の新聞」を読むような感覚で、偶発的に記事単位で読むパターンが多くなっている。
とすると記事を見つけるのに一次発掘の目を使わず、無意識のうちにもっぱら二次発掘の目に頼る状態になる。
ネット上の情報量は膨大で消えるのも短サイクルだから、こうならざるをえないのかもしれない。だけど複雑な気分である。
なぜならこの選び方だと、結局、ある程度メジャーなもの(SBMやニュースサイトですでに選ばれているもの)しか読まなくなるのでは? という危惧がひとつ。
もうひとつは、これだと「自分にとって本当に読む価値のある記事」を見逃すんじゃないか? というのもある。
■SBMでは未発掘、だけどおもしろい記事は多い
私のRSSリーダには、私が自分の目で選んだ「自分にとって価値がある」ブログがたくさん登録されている。ためしにそのうちのひとつから、任意の記事を読んでみると……やっぱりおもしろいのである。
けど、その記事はSBMやニュースサイトではまだ取り上げられていないのだ。
やっぱりこういう記事を探し出す「一次発掘の目」を持ち続けなきゃなあ……。
そんなことを感じる今日このごろである。
【関連エントリ】
『過去記事にスポットライトを当てる個性派ニュースサイトの威力』
『あなたの「好き」を見つけてくれる個人ニュースサイトを探せ』
『「仲のよさ」じゃなく「記事の内容」で繋がるSBMのコミュニケーション』
『自分に気づくためにブログを書く』
『ソーシャルブックマークは「自分の領域」なのか?』
私はこのところ、読む記事を探すのにソーシャルブックマーク(SBM)とニュースサイトに頼りきりになっている。で、ふと気づいた。記事を選別するための目が、だんだん「他人の目」になっちゃってるなあ、と。
どういうことか?
記事を選別する目というのは、何段階かに分かれている。
たとえばAさんがブログに記事を書いたとしよう。そしてあなたはRSSリーダでAさんのその記事を直接読み、おもしろいと感じた。このときのあなたの目は「一次発掘の目」だ。
ところが今や、そうじゃないパターンも多い。
たとえばニュースサイトやSBMですでにリストアップされていたある記事を読み、「いい」と感じた。このときあなたが使ったのは、「二次発掘の目」になる。
以下、親ニュースサイトが見つけた記事を子ニュースサイト、孫ニュースサイトが取り上げ、あなたがそれを読むのは三次・四次発掘ってことになる。
■記事探しは「ブログ単位」から「記事単位」へ
さて冒頭の話にもどろう。
私が使っているRSSリーダは、「Headline-Reader」だ。この私のリーダには膨大な数のブログが登録されている。
だけど今や自分でリーダをいじり、自覚的にブログ単位で読む比率は落ちてきた。一方、SBMやニュースサイトを毎日チェックし、「今日の新聞」を読むような感覚で、偶発的に記事単位で読むパターンが多くなっている。
とすると記事を見つけるのに一次発掘の目を使わず、無意識のうちにもっぱら二次発掘の目に頼る状態になる。
ネット上の情報量は膨大で消えるのも短サイクルだから、こうならざるをえないのかもしれない。だけど複雑な気分である。
なぜならこの選び方だと、結局、ある程度メジャーなもの(SBMやニュースサイトですでに選ばれているもの)しか読まなくなるのでは? という危惧がひとつ。
もうひとつは、これだと「自分にとって本当に読む価値のある記事」を見逃すんじゃないか? というのもある。
■SBMでは未発掘、だけどおもしろい記事は多い
私のRSSリーダには、私が自分の目で選んだ「自分にとって価値がある」ブログがたくさん登録されている。ためしにそのうちのひとつから、任意の記事を読んでみると……やっぱりおもしろいのである。
けど、その記事はSBMやニュースサイトではまだ取り上げられていないのだ。
やっぱりこういう記事を探し出す「一次発掘の目」を持ち続けなきゃなあ……。
そんなことを感じる今日このごろである。
【関連エントリ】
『過去記事にスポットライトを当てる個性派ニュースサイトの威力』
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『「仲のよさ」じゃなく「記事の内容」で繋がるSBMのコミュニケーション』
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