若さゆえの揺らぎと変調
現地10月7日に杭州アジア大会・男子サッカー決勝が行われ、U-22日本代表がU-24韓国代表と戦った。試合は1-2で日本は逆転負けを食らった。
メンタルが試合を決めた一戦だった。
立ち上がりの日本は積極的だった。開始2分にボックス左から攻め込んだ彼らは、ボランチの重見柾斗からパスを受けたFW内野航太郎が、インサイドキックでコースを冷静に狙いシュートを叩き込む。先制点だ。
試合開始からしばらくの韓国はビルドアップがまるでできず、四苦八苦していた。日本のほうがビルドアップははるかにスムーズだった。
前半の20分頃まで韓国は完全に機能不全だったのに対し、日本は何をやりたいかが明確だった。だが次第にこの構図が変わって行く。
危険なパスの連鎖が示した赤信号
次第に韓国の重圧を感じたのか、日本は危険なパスを4回も続け、決定的な局面で危なくボールをロストしそうになる。この頃から崩れて行った感じだ。
続く27分には、韓国が右からクロスを入れ、ドイツ1部シュツットガルトのFWチョン・ウヨンがヘディングで同点弾を決めた。1点取った韓国は、それまでの不安定さがまるでウソのように試合運びがスムーズになった。いまや別人だ。
それに対し日本は逆に混乱し、ゲーム運びがおかしくなる。自分で作った罠に自分からハマり込んで行き、流れを失い自滅した。そんな印象だった。
後半11分には、韓国に押し込まれてドリブルで持ち込まれ、ゴール前の混戦からMFチョ・ヨンウクに逆転ゴールを決められた。
日本は前半で変調をきたした頃から、すっかり横パスとバックパスが多くなり積極性が消えた。これでは流れは変わりようがない。
おそらくこの若い世代はメンタルに左右されやすいのだろう。
立ち上がりに1点リードした状態で、押せ押せにして2点目を取り一気呵成に勝勢を決めてしまえばどうだったか? と残念に思うが、たらればでしかない。惜しい一戦だった。
現地10月7日に杭州アジア大会・男子サッカー決勝が行われ、U-22日本代表がU-24韓国代表と戦った。試合は1-2で日本は逆転負けを食らった。
メンタルが試合を決めた一戦だった。
立ち上がりの日本は積極的だった。開始2分にボックス左から攻め込んだ彼らは、ボランチの重見柾斗からパスを受けたFW内野航太郎が、インサイドキックでコースを冷静に狙いシュートを叩き込む。先制点だ。
試合開始からしばらくの韓国はビルドアップがまるでできず、四苦八苦していた。日本のほうがビルドアップははるかにスムーズだった。
前半の20分頃まで韓国は完全に機能不全だったのに対し、日本は何をやりたいかが明確だった。だが次第にこの構図が変わって行く。
危険なパスの連鎖が示した赤信号
次第に韓国の重圧を感じたのか、日本は危険なパスを4回も続け、決定的な局面で危なくボールをロストしそうになる。この頃から崩れて行った感じだ。
続く27分には、韓国が右からクロスを入れ、ドイツ1部シュツットガルトのFWチョン・ウヨンがヘディングで同点弾を決めた。1点取った韓国は、それまでの不安定さがまるでウソのように試合運びがスムーズになった。いまや別人だ。
それに対し日本は逆に混乱し、ゲーム運びがおかしくなる。自分で作った罠に自分からハマり込んで行き、流れを失い自滅した。そんな印象だった。
後半11分には、韓国に押し込まれてドリブルで持ち込まれ、ゴール前の混戦からMFチョ・ヨンウクに逆転ゴールを決められた。
日本は前半で変調をきたした頃から、すっかり横パスとバックパスが多くなり積極性が消えた。これでは流れは変わりようがない。
おそらくこの若い世代はメンタルに左右されやすいのだろう。
立ち上がりに1点リードした状態で、押せ押せにして2点目を取り一気呵成に勝勢を決めてしまえばどうだったか? と残念に思うが、たらればでしかない。惜しい一戦だった。