サッスオーロがご乱調
両チームともミスが目立つ凡戦だったが、自力に勝るナポリが制した。ナポリのほうは攻めのミスだが、サッスオーロは失点につながるミスなので致命的。「どっちのミスがマシか?」で勝敗が決まったような試合だった。
ナポリのフォーメーションは4-4-2。スタメンはまずGKがオスピナ。4バックは右からマルキュイ、アルビオル、クリバリ、ヒサイ。中盤はセントラルMFがログとディアワラ。右SHはジエリンスキ、左SHはベルディ。2トップはメルテンスとウナスだ。
試合はいきなり開始3分で動く。サッスオーロのバックパスがパスミスになったところを、ナポリのFWウナスが胸トラップから左足でゴールに叩き込んだ。1-0だ。
インシーニェが切れまくり
ナポリは2タッチ以内でリズミカルにパスをつなぐ。要所でダイレクトパスが利いている。かたやサッスオーロは短い縦パスを出し入れしながらリズムを作ろうとするが、なかなかフィニッシュに行けない。ことに失点に直結する致命的なパスミスが多く、ボールをナポリにかっさらわれては何度もピンチを迎えた。
とはいえナポリも試合開始直後に得点したものの、攻撃にミスが出てなかなか追加点を奪えない。そこで後半6分には温存していたインシーニェを途中投入し、追い上げを図る。
ナポリはチャンピオンリーグとのターンオーバーでこの日のスタメンは戦力ダウンしており、そのため点が取れず途中からインシーニェだけでなくアランやカジェホンなどレギュラークラスを出場させる作戦に出た。
その策が見事にあたり、後半27分にはインシーニェがゴラッソを決める。左サイドを突破した左SBのヒサイがマイナスのパスを出し、ボックスのすぐ外でそれを受けたインシーニェがゴール左上スミに山なりの美しいコントロールショットを見舞った。
先日、チャンピオンリーグのリバプール戦でもゴールしたインシーニェはワンタッチコントロールがすばらしく、意のままにボールをあやつるアーティストだ。そのエースが途中から出てきてトドメを刺した形。ただし同時にナポリの選手層の薄さが露わになったゲームでもあった。
これで首位ユベントスを追う2位のナポリは勝ち点18。だが一方のユベントスも危なげなく同節に勝ち点3を上積みし24としており、両者の勝ち点6差は埋まらず。
ユーベのあまりの強さに、なんでもイタリアのメディアは「年内にも決着がつくのでは?」などとも報じているらしいが……ナポリにはなんとかがんばってセリエAの火を消さないでほしいものだ。
両チームともミスが目立つ凡戦だったが、自力に勝るナポリが制した。ナポリのほうは攻めのミスだが、サッスオーロは失点につながるミスなので致命的。「どっちのミスがマシか?」で勝敗が決まったような試合だった。
ナポリのフォーメーションは4-4-2。スタメンはまずGKがオスピナ。4バックは右からマルキュイ、アルビオル、クリバリ、ヒサイ。中盤はセントラルMFがログとディアワラ。右SHはジエリンスキ、左SHはベルディ。2トップはメルテンスとウナスだ。
試合はいきなり開始3分で動く。サッスオーロのバックパスがパスミスになったところを、ナポリのFWウナスが胸トラップから左足でゴールに叩き込んだ。1-0だ。
インシーニェが切れまくり
ナポリは2タッチ以内でリズミカルにパスをつなぐ。要所でダイレクトパスが利いている。かたやサッスオーロは短い縦パスを出し入れしながらリズムを作ろうとするが、なかなかフィニッシュに行けない。ことに失点に直結する致命的なパスミスが多く、ボールをナポリにかっさらわれては何度もピンチを迎えた。
とはいえナポリも試合開始直後に得点したものの、攻撃にミスが出てなかなか追加点を奪えない。そこで後半6分には温存していたインシーニェを途中投入し、追い上げを図る。
ナポリはチャンピオンリーグとのターンオーバーでこの日のスタメンは戦力ダウンしており、そのため点が取れず途中からインシーニェだけでなくアランやカジェホンなどレギュラークラスを出場させる作戦に出た。
その策が見事にあたり、後半27分にはインシーニェがゴラッソを決める。左サイドを突破した左SBのヒサイがマイナスのパスを出し、ボックスのすぐ外でそれを受けたインシーニェがゴール左上スミに山なりの美しいコントロールショットを見舞った。
先日、チャンピオンリーグのリバプール戦でもゴールしたインシーニェはワンタッチコントロールがすばらしく、意のままにボールをあやつるアーティストだ。そのエースが途中から出てきてトドメを刺した形。ただし同時にナポリの選手層の薄さが露わになったゲームでもあった。
これで首位ユベントスを追う2位のナポリは勝ち点18。だが一方のユベントスも危なげなく同節に勝ち点3を上積みし24としており、両者の勝ち点6差は埋まらず。
ユーベのあまりの強さに、なんでもイタリアのメディアは「年内にも決着がつくのでは?」などとも報じているらしいが……ナポリにはなんとかがんばってセリエAの火を消さないでほしいものだ。