エゴむき出しの「烏合の衆」のゆくえ
前安芸高田市長・石丸伸二氏が音頭を取る新党「再生の道」とやらが15日、旗揚げした。
今夏の都議選に向け、「東京を動かす 地域政党始動」をキャッチフレーズに誕生した地域政党だ。
さてネット配信で話を聞きまず驚いたのは、のっけから「こういう社会を作りたい」という肝心要の政策がまるでない点だ。
石丸氏によれば、「募集に当たっては右か? 左か? というイデオロギーがどうこうじゃなく、実務的な能力を重視したい」という。
いやいや、「政策」というのは別に「右か? 左か?」の話じゃない。
なぜそういう古くて単純な「イデオロギー対立」の話になるのか?
政策って、そうじゃないだろう。
前安芸高田市長・石丸伸二氏が音頭を取る新党「再生の道」とやらが15日、旗揚げした。
今夏の都議選に向け、「東京を動かす 地域政党始動」をキャッチフレーズに誕生した地域政党だ。
さてネット配信で話を聞きまず驚いたのは、のっけから「こういう社会を作りたい」という肝心要の政策がまるでない点だ。
石丸氏によれば、「募集に当たっては右か? 左か? というイデオロギーがどうこうじゃなく、実務的な能力を重視したい」という。
いやいや、「政策」というのは別に「右か? 左か?」の話じゃない。
なぜそういう古くて単純な「イデオロギー対立」の話になるのか?
政策って、そうじゃないだろう。
例えば「大きい政府か? 小さい政府か?」とか、「緊縮財政か? 積極財政か?」みたいな具体的な大枠の話だ。
根本的なところで、とんでもない勘違いしている。
というか政策とは何か? を、よくわかってない。
非常に驚いた。
すっかり「既得権益」側に変わった石丸氏の尊大さ
また会見場に詰めかけたマスコミ各社も指摘していたが、記者会見に入れる「資格」を、「記者クラブ加盟社」および一定以上のアクセスを集める大規模メディア、およびネット媒体等に限定している点もヘンだ。
石丸氏は「誰でもOK、では混乱するから」という。
だがこれって要は、自分がまだ「小物」だった時代は、やたら突っ張りアウトサイダー気取りだったはずだ。
それがいざ「取材を受ける側(=大物)」になると、とたんに「記者クラブ」という旧弊な既得権益にすがり、それをやたら来場者の基準にしたり、既得権益者の力に頼り切りになるということを意味する。
「ああ、底が見えたなぁ」という感じがした。
彼は自分がまだ駆け出しの頃は既存の概念に捉われず、「反権力」的なイメージを売り物にしていたはずだ。
だが自分がいったん権力を握ればとたんに保守化し、今度は自分が「既得権益」側に回って「甘い汁を吸おう」というだけの話だ。
まったく呆れてモノが言えない。
居並ぶ記者団に対する喋り方も、いかにも横柄かつ尊大で「いったい何様のつもりか?」という感じだった。
ちょっとは「何か」をやるんじゃないかと思っていたが……まさかこんな早期に、これほどエゴむき出しの「このレベル」に成り下がるとは夢にも思わなかった。
いやはや。
まったく失望を禁じ得ない。
根本的なところで、とんでもない勘違いしている。
というか政策とは何か? を、よくわかってない。
非常に驚いた。
すっかり「既得権益」側に変わった石丸氏の尊大さ
また会見場に詰めかけたマスコミ各社も指摘していたが、記者会見に入れる「資格」を、「記者クラブ加盟社」および一定以上のアクセスを集める大規模メディア、およびネット媒体等に限定している点もヘンだ。
石丸氏は「誰でもOK、では混乱するから」という。
だがこれって要は、自分がまだ「小物」だった時代は、やたら突っ張りアウトサイダー気取りだったはずだ。
それがいざ「取材を受ける側(=大物)」になると、とたんに「記者クラブ」という旧弊な既得権益にすがり、それをやたら来場者の基準にしたり、既得権益者の力に頼り切りになるということを意味する。
「ああ、底が見えたなぁ」という感じがした。
彼は自分がまだ駆け出しの頃は既存の概念に捉われず、「反権力」的なイメージを売り物にしていたはずだ。
だが自分がいったん権力を握ればとたんに保守化し、今度は自分が「既得権益」側に回って「甘い汁を吸おう」というだけの話だ。
まったく呆れてモノが言えない。
居並ぶ記者団に対する喋り方も、いかにも横柄かつ尊大で「いったい何様のつもりか?」という感じだった。
ちょっとは「何か」をやるんじゃないかと思っていたが……まさかこんな早期に、これほどエゴむき出しの「このレベル」に成り下がるとは夢にも思わなかった。
いやはや。
まったく失望を禁じ得ない。