すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【CL 18/19 E組第2節】アヤックス、敵地で勝ちに等しい引き分け 〜バイエルン1-1アヤックス

2018-10-04 07:20:25 | CL/EL/EURO(世界規模のサッカーリーグ)
バイエルンから流れを奪う

 チャンピオンリーグのグループE・第2節は、ロッベン、リベリ、レバンドフスキなどベテランが目立つバイエルンと、多くが25歳以下と若いチームのアヤックスの対戦になった。バイエルンのフォーメーションは4-1-2-3。立ち上がり、ペースをつかんだのはそのバイエルンだ。

 前半4分。バイエルンは右からのクロスをフンメルスがフリーでゴール左に叩き込む。これで勢いに乗ったバイエルンは以後、正確無比な組み立てでアヤックスを圧倒した。ところがこの日の2ゴール目を機にすっかり流れが変わる。

 前半22分。アヤックスはGKがロングボールを入れ、そのこぼれ球を拾ったマズラウイがタディッチにパス。タディッチは軽くワントラップし、すぐマズラウイにリターンパスを返す。

 これをマズラウイが冷静に決めてアヤックスは1-1の同点とする。この一連の速い流れにバイエルンの守備陣はついて行けず、ほとんどプレスをかけられなかった。

 アヤックスはハイプレスで入った立ち上がりからバタバタしていたが、1点を取ってすっかり落ち着きを取り戻し、積極的に前からプレスをかけている。彼らはていねいにショートパスをつないでビルドアップする。一方のバイエルンはリベリが左サイドに開いてフリーになり、そこにサイドチェンジを入れてポイントを作っている。

ラインが深くなり中盤のスペースを狙われるバイエルン

 続いて迎えた後半は、勢いに乗った若いアヤックスが立ち上がりから激しく攻め、10分以内に立て続けに2度の決定機を作った。

 受けに回ったバイエルンは次第に最終ラインが深くなり、中盤にスペースができてそこをアヤックスに使われる悪循環に陥った。バイエルンはすっかり硬直的になり、至る所でマークがズレて穴を作っている。3 : 7でアヤックスがいい。

 同じチームがこれだけ崩れるものか? また同じチームがこれほど立ち直るものか? という感じだ。バイエルンは「ここ」という守備の局面で足を止めてサボる選手が目立つ。

 ところが後半の後半にはまたバイエルンがやや盛り返し、ゲームはバランスの取れた状態になる。最後はどちらに点が入ってもおかしくなかった。

 結果、アウェイで勝ちに等しい引き分けを勝ち取ったアヤックスと、ホームで勝ちゲームを落としたバイエルン。試合終了後、両者の面々の表情は対照的だった。

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