毎年7月頃に咲いていた「ブットレア」の花が、今年は今頃また花をつけた。
夏の花だと思っていたので、ちょっぴり得した気分だ。
昼と夜の温度差のせいか、初めに咲いた時より色がずっと鮮やかだ。
この紫、お洒落な色だわ。
居間から見える場所に植えて良かったな。
調べてみたら、蝶がよく集まる木だと書いてあった。
最近いろんなアゲハチョウが庭をひらひら飛んでいるなーと思っていたのだが、
この木のおかげだったのかな?
「蝶々」で思い出したが、ここに家を建ててから、いろんな生き物にお目にかかっている。
最初の頃からちょろちょろと素早い動きで這い回っているのは「トカゲ」
(もしかしたら「カナヘビ」かもしれない。違いがよく分からないから…。)
怖くて見ない振りをして、放置しているうちに家族が増えて、
今ではそこら中で大きいのやら、小さいのやらが動き回っている。
白いピンポン玉のようなものがあちこちの鉢の縁などに何個もあって、
不思議だったので、シャベルでつぶしてみたら、黄色い液体が…。
気持ち悪かった。
あれはトカゲの卵だったのではないかな?
ある時は、目の端にトカゲが見えたので、
知らん振りして油断させておいて「えい!」っとシャベルで尻尾を攻撃してみた。
トカゲの尻尾切りを体験してみたかったからだ。
予想以上に簡単に切れて、その尻尾がいつまでも動いていて、
鳥肌が立った。
やらなきゃよかったよ。
自分の残酷さを反省した。
最近見ないのは「雉」。
我が家は崖の上に立っているが、崖の下は最初の頃一面畑だった。
近くに一つ森という小山があるからなのか、
春になると、その畑の方から「ケーン、ケーン」と啼く声が聞こえてきた。
何の声だろうと、覗いてみると、羽根の色が綺麗な鳥が畑を歩いているではないか。
県庁所在地とはいえ、田舎なんだよね、ここって。
自分の庭から「国鳥」を見るなんて、なんて贅沢なんだろうと、嬉しくなった。
しばらくして畑はつぶされ、借家が何軒も建ち、
「雉」には魅力的な場所ではなくなったらしく彼らの散歩コースから外され、
全く姿を現さなくなった。
残念だなー。
春になったら、またおいで。
決してシャベルで攻撃なんかしないからね。