気の向くままに2

その日の気分で、思いついたことを書いていきます。

いぶり大根の松前漬

2008-11-26 20:00:26 | yaplogから

うちのおばあちゃんは沢庵を漬けるのが上手な人で、
生前はこの季節、
樽いっぱいの沢庵漬けを仕込んでいました。

干した大根を朝市でどっさり買ってきて、
塩やらザラメやらを入れて作っていたのですが、
その頃の私は「食べる人」に徹していたので
教わるチャンスを逃してしまったのが残念です。

で、今頃になるといつも思い出すもうひとつの漬け物があるのです。
それは「干し大根の松前漬」です。

台所で作っているのをなんとなく見ていたら、
沢庵用の大根の束から漬ける前の大根を1、2本引き抜いて、
それとニンジンを出来るだけ細くスライスしていました。

そこに鷹の爪やお醤油・ザラメ・お酒を入れて、
松前漬けの素(つまり、切り昆布と切りスルメ)で混ぜると、
あっという間に出来上がる簡単な漬け物なのです。

でもね、
干した大根の風味が噛むほどに口の中に広がって、
私は沢庵よりもこちらの方が実は好きでした。

一度は自分で作ってみたいなーと思っていたのですが、
干し大根って1本では売っていないんですよね。
何しろ沢庵用ですから…。
1束10本が標準でしょうか?
これじゃー、使い切れません。
毎年、恨めしく眺めているだけでした。


ところが、なんと、この間近くのスーパーで、
1本120円のを見つけました。
しかもただの干し大根ではなく、
秋田名物の「いぶりがっこ」用の燻製した大根でした。
もちろん即買い!

早速この間の3連休に作りました。
ザラメがなかったので、お醤油の代わりに麺つゆを使いましたが、
初めての私にも簡単で、
しかも美味しい漬け物が出来ました。

来年も売っていたら絶対作ろうっと。