
小学校の社会科の授業で、
「五城目町の中で一番面積が大きいのは森林で、全面積の8割が森林です。」
と先生がおっしゃって驚いた記憶があるのですが、
間違ったことを書いてはいけないと思って、
今調べたら
総土地面積が21,492 haで林野面積 は17,604 ha、
確かに約82%が林野でした。
私が子供の頃はその森林にまつわるいろいろな産業が町の中に活気をもたらしていて、
沢山の製材所があり、箪笥屋さんがあり桶屋さんがあり鍛冶屋さんがあり…。
それがいつからか、もっと安い外材がもてはやされるようになり、
大量生産の方が安いと職人さんの手仕事が評価されなくなり…。
日本のあちこちでも同じようなことが起きたように、
地元の町の衰退を見てきて残念だなあと思っているわけですが、
そんな森の多い土地だけに、
春になると沢山の山菜が採れ秋にはいろいろな種類のキノコが採れ、
それが朝市に並ぶ風景だけはこれからも続いてほしいなあと思っています。
前置きが長くなりました。
昨日地元の道の駅で、山菜の先駆けである「ほんな」と「こごみ」を買ってきました。

今日の朝ご飯は山菜中心でした。
小さくて見えませんかね?

「ほんな」はシンプルにおかかをかけたお浸し。
山菜の中でも香りが強いので、お浸しが一番美味しいと思います。
こごみは今日はたっぷりの白ゴマで胡麻和え。
くるんと巻いたビジュアルが可愛いシダの仲間で、
少し苦みがありますが、マヨネーズともとても合います。
これからいろいろな山菜が春の季節の深まりとともに出てきます。
嬉しい春です。