浜菊

この家を建てたばかりの頃、
庭に植える花を探しに何度も足を運んだ近くのホームセンターで、
ある時赤札が掛けられたまま、隅に寄せられて忘れられたような植物があった。
もうすっかり花が終わり、
情けないほど萎れたその草花を我が家の庭に植えてもう10年以上になる。
ハマギクという名前はそれまで聞いたことがなかったので
名前はなんとなく記憶に残ったが、
次の年に咲いた姿を見たらまるで「マーガレット」みたいにかわいらしい花で、
「儲けもの」だった。
３，４年経ったら巨大化し（１メートル四方はあった）、
平地よりも傾斜のあるほうが姿形に似合うような気がして、
西側の軒下に移動したら、そこでも毎年元気に咲いてくれている。

我が家は北側道路に面して建っているので
南側の庭は住人にしか見えない「秘密の花園」なのだが、
この西側の植栽部分だけはかろうじて道行く人にも観てもらえる場所だ。
このブログによく登場するお隣のSさんにも毎年誉めてもらえる我が家の美人さんである。
学名：Nipponanthemum nipponicum（ニッポナンセムム・ニッポニクム）は
絶滅した朱鷺（ニッポニア・ニッポン）と並んで、
この世でたった二つだけ「日本」が学名に２つ入っている。
つまり日本特産種ということだ。
花そのものは好きだが、触ると独特の匂いがして私は少々苦手だ。
ところがある記事で「芳香」と書かれていたので、ビックリ！
嗅覚も人それぞれだなと思った。

クジャクアスター

秋の最後に咲く花は「キク科」の花たち。
開花する花の数が少なくなり、
庭にこれらの花々が咲くと、
もうすぐ我がリトルガーデンも冬支度にかからなければならないと覚悟を決める。

今日は「クジャクアスター」を紹介しよう。
この花の本当の姿を知っている人は「え？これが？」と首をかしげることだろう。
我が家はあまりにも狭く、色んな植物をゴチャゴチャ植え込んでいるので、
「クジャクアスター」向きの広いスペースが余っていないのだ。
可哀相だとは思いながらも、
何度も移動や切り込みを繰り返しているうちに、
こんな情けない姿になってしまった。
大株のままにして咲かせるとかなりの豪華さを演出できる花なのに…。
あなた達を存分に輝かせらてあげられなくて御免ね。

木漏れ日

居間のガラス戸から見える南側の庭は我が家が高台に建っていることもあって、
本当に日当たりがいい。
春から秋までの週末の晴れた日には、
溜まった家事をし終え、庭を眺めながらコーヒーを飲むのが私の至福の時だ。
今日は先週の日曜日（10/16）、
サルスベリと同じ時に撮った一季咲きの白薔薇の葉っぱ越しの
秋の温かい日差しをご紹介。
木漏れ日をうまく写し撮れているかな…。
あと１、２ヶ月で厳しい冬が来ると思うと、この光がいとおしい。

「映画占い」と言うのを見つけた。
そこの暇な方、どうぞ、やってみて。
（忙しい方もちょっと息抜きしようね！）
私のキャラクターは「ギルバート・グレイプ」の中でジュリエット・ルイスが演じた「ベッキー」なんだって。
以前ブログで紹介した好きな映画の登場人物だというのは嬉しいが、
外見が今の私とは真逆のキャラクターで笑えた。
特徴「少年っぽい」「感受性が強い」「母性本能が強い」だってさ。
幾つ当たっているでしょう？
適職は「料理研究家」「インテリアコーディネーター」と出た。

毎度恒例の王子は？
「菊次郎の夏」の「菊次郎」だって。（ん？どうよ？）
「兄貴肌」（だって、ボスだもんね）
「仕事に生きがいを感じない」（それはないって。）
「実は恥ずかしがり」（当たってる）
「成功と失敗の落差が激しい」（家族としてはこれはなんとか阻止したいな。）
適職「大工」「日本語教師」「八百屋」「予想屋」
私、日本語習いたいな。
あの、ベルベットヴォイスを耳元で聞けるなら…。
ああ、今日もお馬鹿度１００％！！

http://www.horae.dti.ne.jp/~shine/eiga/index

秋のサルスベリ

先週の日曜日、前夜の雨が嘘みたいな秋晴れの清々しさに誘われ、思いっきり洗濯をした。
大量の洗濯物を干しながら２階のベランダから見下ろした時、発見した我が家の秋。
これは写真に撮るべきだと思ったので、慌てて庭に下りてシャッターを切った。
この木は、夏の間見事な赤い花を枝いっぱいに咲かせていたサルスベリ。
我が家で紅葉するのは、この木とまだ色付いていない山もみじ、
そしてドウダンツツジの３種類であるが、
山の紅葉に比べると、はっきりした赤や黄色にならず、
本当に美しい紅葉には夜と昼の急激な寒暖差が必要なのだろうと、
山と里の違いを考えたりしていた。
特にサルスベリに関しては昨年の紅葉の記憶も無いくらいだった。
ところが今年は思いのほか葉の色がいい感じだ。
１０月に入っても昼は暖かい日が続き（毎日２０℃以上はあるかな？）、
そのわりに夜は急に温度が下がるのが、幸いしているのかもしれないな。
（ここ何日か風邪防止のためにストーブをつけてるんだよ！）


今日は、昨日バックアップを取ったので、
雨上がりの午後Y電気に再び出かけ、PCを渡してきた。
３週間くらい掛かるかもしれないとのこと。
待ち遠しいけど、それできちんと直るなら良しとしなきゃいけないね。
ハードデスク交換も考えられると言われたが、
アケビのアドバイスで５年の長期保証に入っていて助かった。

帰り道、すっかり諦めがついたら、昨日からのイライラが消え、
周りの景色がようやく目に入ってきた。
雨に洗われた南通りのケヤキ（かな？「るーるー」間違ってたら教えて！）が
色付き始めていて、気持ちが良かったな。

ある方のブログに八幡平の15日の写真が載っていた。
ずーーーと前にkusawaccが我が家に来た時、
八幡平、十和田湖を２人でドライブしたが、
その時は八幡平のほうは紅葉が終わりかけだったように記憶している。（wacc覚えてる？）
だから、こんなに見事だとは思わなかった。
あまりの美しさに圧倒された。
下のブログに、皆様是非見に行って！（貼り付けのお許しを貰ってないけどいいよね？）　↓

http://blogs.yahoo.co.jp/meko317/MYBLOG/yblog.html

長月二十日のころ

今日は陰暦で言えば９月２０日（たぶん）。
徒然草第三十二段「九月廿日のころ」に出てくる『荒れたる庭』ってこんな感じだったのではないかと思って、
駐車スペース後ろの植栽部分を撮ってみた。
ここは南側の主庭の植え込みスペースを増やすために芝生を剥がした時や、
あまりの悪土に花が育たず、
仕方なく掘りあげて新しい土と入れ替えした時などに出た不要な土を、
捨てる場所に困って置いておくうちに出来た
究極の「ナチュラルガーデン」（カッコよく言えばね。）なのだ。
つまりは捨てた土から自然に芽が出て花が咲いている場所なのだが、
もしかしたら今の時期は南側の主庭よりもずっと花壇としての魅力はあるかもしれない。
「ホトトギス」「カクトラノオ」「ミズヒキ」各種「ハーブ」などが優しい雰囲気を醸し出していると思わない？

今日私は午後から電気屋さんにPC不具合の相談に行き、
ノートンを入れているからウイルス感染は考えられないこと、
ハードデスクそのものに問題があるかもしれないことを教えていただいた。
修理の段階で初期化もあり得るとのこと。
慌てて家に戻り、少しでも動いているうちにPC内のデータをCDに避難させた。
使ったCDの数８枚。
その内仕事用は２枚で、残りは遊び用というのはどういうものだろうか？
移し終わったとたんにまた操作不能になる。
あーあ、前途多難だな。

さて、７００年近く前のこの夜、兼好たちは月を見るために出かけたということだが、
月の出が大分遅い「臥待月」の光だけで見る鎌倉時代の庭には
どんな花が咲いていたんだろう？

忙しい日々に、人のことを思いやるのを忘れがちな私。
「朝夕の心づかひ」の出来る女には程遠いなと反省するのだが、
まだまだ「ほどなく失せ」たくはない。
「憎まれっ子の部分も必要さ。」と、つい開き直ってしまうのだ。