総天然色・魔人スドォの円盤-3D

BDソフトを中心に画像・イラストを交えて、
映画をオモシロ可笑しく雑談するブログです♪
【3DBDソフト推進ブログ】

『ウルヴァリン:SAMURAI 』

2014-02-01 | 映画(洋)を熱く語る
『ウルヴァリン:SAMURAI 』


【ストーリー】
カナダで人目を避けるように暮らすウルヴァリンことローガンは、以前命を救ったことのある日本人実業家・矢志田からの願いで、彼の部下ユキオ(福島リラ)と共に日本へと向かう。
不敵なまなざしを向ける矢志田の息子シンゲンに迎えられ、病身の矢志田と再会したローガンは彼から謎めいた言葉を告げられる。
ほどなくして亡くなった矢志田の葬儀が執り行われるが、そこをギャングたちが襲撃。ローガンは矢志田の孫娘・マリコを連れ、その混乱から逃げ出すが…


この作品はブルーレイ(3D)で鑑賞しました。



『X-MEN』シリーズは全部観ていますが、言うほど大ファンではありません。 ←おい!
(『X-MEN:ファースト・ジェネレーション 』がメチャメチャ面白かったので、その辺りからの好きになったって言う感じかな?)
かなり人気のシリーズなんですが、チマタではいかんせ評判の悪い『SAMURAI』なのだが...
結論から言いますと、私的にはメチャメチャ楽しく視聴できました♪ ←それは私が変人だから?(笑)


今回の話は“ジーン”を失った“ウルヴァリン”が、心の傷を癒す為の日本旅行的な?ミニエピソードとして私は楽しめたのだが、
はい、当然ながら「面白くない!」と言われる方々の評価は、よく理解できます!(^_^;)
今迄の『X-MEN』シリーズと比べるとかなり番外編的な...いや、珍外編的な作風になっています。

↑第2次世界大戦中、日本の長崎で捕虜になっていたウルヴァリン。そのときに命を救った矢志田から招かれて日本にやって来たのだが...
あんさん、記憶がなかったのじゃ~ないの?...って、そんな細かいことは私は気にしないのさ~♪(^_^;)

“トンでも日本”な描写の酷評を聞いていましたが、コレもまた、あんまり違和感を感じなかった私...
アメコミを原作としたミュータントが登場するSF映画の世界なら、十分許される範囲ではないのかな?
確かに日本の文化を100%完璧には表現されていないが、つくりて側からの悪意は感じず、日本の良いところを演出しようという心意気が十分に感じられました。
 
↑秋葉原の逃走劇やパチンコ店・ラブホの描写も演出されており、日本の文化を映像的に見ていても面白く表現していると思います。
この辺りはもっとハジけて、温泉・富士山みたいな場所も登場させたら面白かったのではないのかな?
回転寿司・コンビニ・吉野家の牛丼...とか?(笑)

途中、『土曜ワイド劇場』を見てるかのような?イイ意味で~そんな気持ちになりましたが...(笑)
根本的に忍者などいない現実の日本と、忍者が登場せねばならない架空の日本を比べるのはお門違いだと思った訳です。
(変にミュータントを殆ど登場させないところもGood! 日本ではミュータントは珍しいんだネ~)

ちなみに、私が一番違和感を感じたのが、登場する2人のヒロイン!
 
外人がイメージする日本の美女の顔立ちが、毎度似通ったこの手の顔立ちなので、
確かに美女は美女なのだが、なんか違うよ~っと一番強く感じてしまいました。
(“田中麗奈”とか“富永愛”とか好まれるんじゃ~ないの?←この2人は私も好み♪)


予想外に楽しめたのが、映像的に珍な?アクション映像!
正直、映像面では派手な演出は期待していなかったのですが...
確かにミュータントが殆ど登場しないので、何時もの『X-MEN』のような能力バトルはあんまりないです。
しかしながら、何処か変に“日本”の文化を主に意識したアクションが、珍しいと言うか?斬新だと言いましょうか?
なんかニヤニヤしながら楽しんじゃいましたよ~♪
(この辺が好みが分かれるところだと思います。)

↑列車の上でのアクションは良くある話だが、新幹線の時速300㌔の屋根の上での敵とのバトルは初めて見ました。
チョー面白い♪...ちなみにヤクザって強いんだなぁ~(『プレデターズ』でも選ばれてたしぃ~)

3D映像で観たから、楽しめたというのもあるかも?
イマイチだと聞いていた3D映像なんですが...確かに場面によっては粗さ・薄さを感じるのもしばしありましたが、基本的たる映像は鮮明で高画質。
なかなか楽しめる3D映像のシーンが多かったと思います。
長崎の原爆の迫りくる爆炎・ぐりぐりと動き回る新宿・秋葉原の街・疾風する新幹線上でのヤクザとのバトル・美しい日本の風景等など...
私的には十分に血沸き肉踊る、3D映像となっていました。

エクステンデッド・エディション版 との違い...
日本劇場公開バージョンよりも12分長いエクステンデッド・エディションとの違いですが...
実は冒頭の10分ほどしかまだ観ていません。 ←おい!
しかしながら、長崎の原爆の描写や丸焦げになるウルヴァリンなど、原爆の被害の直接的な破壊描写の違いが見られました。
 
↑かなり凝ったVFX映像なので、見る価値は十分あります。
(ただ、やはり~原爆を落とされた我々日本人が見ると、ムッと来ちゃいますネ~)



少しポジティブ気味なレビューになってしまいましたが...(^_^;)
(魔人スドォの甘口映画レビュー?(笑))

まあ、なんだろうネ~
確かに今迄の『X-MEN』シリーズが好きな人にとっては、違和感を感じずにはいられない作品になっているでありましょう。
(根本的に地味だとは思います。)
私自身、今迄の『X-MEN』シリーズに拘りがないので、逆にイレギュラー的な今作の『SAMURAI 』にすんなり馴染めたのだと思います。
コレって原作のコミックがるんでしょう?ウルヴァリンが日本に来るっていうエピソードが?
私の購入した3DBDソフトの『ウルヴァリン:SAMURAI 4枚組コレクターズ・エディション』にもミニコミックが付いていたのですが、
そのヘンテコ日本からすると、かなりまともに日本文化を描写しているのではないのかな?

特典映像を見て思ったんですが、ただ金を多く出せば良いものがつくれる...と言う訳ではないことを感じました。
このような珍作を愛を込めて真面目に作ってしまうハリウッド映画って、やっぱ~凄いわなぁ~♪

コメント (2)
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