録画するだけしてなかなかゆっくり見られなかった、関口知宏の「列島縦断 鉄道12000km~最長片道切符の旅~」(BSハイビジョンの再放送版。元は2004年放送だけど)。
ここのところ毎日少しずつ見て、ようやく全3回分を見終えた。
旅程は在来線と新幹線のミックスだけど、在来線でゴトトンゴトトンと行く、車窓を楽しみながらのゆっくりした旅はいいねえ。途中下車を繰り返しながらね。
実際にこのような旅を連日、一気通貫でやったら尻や腰がおかしくなると思うけど、何回かに分けて旅したら面白いだろうな。
学生の頃にはこれと似たようなことで、青春18きっぷを使って上野から北海道まで、東京から四国や九州まで行ったもんだ。それも輪行でね。
あれはとにかくひたすら目的のエリアまで、次から次へと普通列車を乗り継いでいったから、ある種拷問みたいなもんだったけど。
ちなみに上野を朝一の常磐線で発って、ロスなく乗り継ぎ丸二日(青函連絡船で夜を明かす)かかっても、稚内にたどり着けなかったのはショックだった。ちなみに二日目の最終駅は音威子府(おといねっぷ)。
番組では北から南まで様々な車窓の風景が映し出されて、そのごく一部は自分も見たことがある風景だけど、見たこともない風景にまで、懐かしいというのとはまた違ったジーンとくる感覚は一体何なんだろう。
幼少の頃住んでいた町の風景に似ているということでもないんだよね。だいだい筆者は関東平野の真っ只中で暮らしていたんだから。
「食の履歴性(で正しかったかな?)」というのがあるらしいけど、それと同様に、日本人としてのDNAに「風景の履歴性」なるものが刷り込まれていて、日本の原風景的なものに自然と反応しているのかしら。
んー、不思議だ。