本日お参りの信者様が来られて早々、火伏の水が欲しいと言われました。
先日、お授けさせていただいたのにまたご入り用ですかとお尋ねすると
実は・・・とお話されました。
先日のお彼岸に姉の家にお参りに行った時の事です。
掛け軸の前に置いている仏壇の火の点いたたろうそくを倒したそうです。
姉は、ろうそくの火は消えたともの思い新しいろうそくに火を点けてお祈りしておりました。
姉の後に私も仏壇に手を合わし、般若心経を唱え出したころ
いきなりぼーっと火が上がり、お大師様の掛け軸が燃え上がりました。
すぐに気づいたのでお供えのお茶をかけだが消えず、命光不動尊で頂いた火伏の水で消えてくれましたが
ひとつ遅れたら家ごと燃えてしまうところでした。
お大師様が犠牲になられましたが、お彼岸にご先祖様のおかげを頂いたと
感謝の言葉を述べられていました。
この信者様はとても熱心な方で、長年、四家供養をされ、
月二回ある月次祭も毎回休まずに来られているので大きなおかげをいただかれましたね。
信仰している者は、病気ならない・怪我をしない・災難に遭わない言われる方がおりますが、
前世からの縁から生じた因縁は回避出来ません。
信仰の力のより「大難が小難に、小難が無難に」とお蔭といただけます。
まことに、有難い事でございます。南無大師遍照金剛。