般若心経と言えば皆さんによく親しまれ、
また一番、良く読まれている、お経です。
しかし、このお経ほど、解った様で、解らないのも、また、このお経です。
とくに「色即是空、空即是色」です。
般若心経では「空」と言う言葉がよく出て来ます。
「空」は仏教の最も大切な教えの一つです。
たとえば、「空」」とは「中味は空っぽ」と説いているのも有ります。
また、「空」とは、そこに見えているものには実体がない。
「実体」がないから「無」であるという、
お釈迦さまは自説経の中で「縁起の法」として説かれています。
縁起とは「縁(よ)りて起こる」という意味。
「これあればこれあり、これ生ずればこれを生ず。
これなければこれなし、これ滅すればこれ滅す」
縁起の法は、別の言葉で言いかえますと、
「色即是空、空即是色」となり宇宙の森羅万象は
色即是空、空即是色、「空」は全て空しいと悟る事ではない。
「空」の原語「シュンニャ」は、ふくらむ、とある。
万物万象の根源は全て膨らむものである
私たちの地球、大𡧃宙に存在する全ての物が、
それぞれエネルギーを持ち、絶対の存在として関係しながら。
刻々と変化してるという宇宙観現わしている。
全ての大生命力の生成の根源は「空」であり、
また、「色」は、「空」の現象である。
南無大師遍照金剛