平成1月1日の新聞
Panasonicの広告
故 松下幸之助氏のすばらしいお言葉が載せられたおりました。
新聞を取とられていない方、また、忙しくて読んでおられない方、
ぜひ、お読みいただけたらと思います。
日に新た
心静かに年が明けて、
心静かに新年の計を立てる。
まずはめでたい新春の朝である。
ゆく年の疲れをいやしつつ、
去りし日の喜びを
再びかみしめている人もあろうし、
あるいは過ぎし年の憂き事に
しばしの感慨をおぼえている人もあろう。
人はさまざま。
人のさだめもその歩みもまたさまざま。
さまざまななかに、
さまざまな計が立てられる。
そんななかでも大事なことは、
ことしは去年のままであっては
ならないということ、
万物は日に新た。
人の営みもまた、天地とともに
日に新たでなければならない。
憂き事の感慨はしばしにとどめ、
去りし日の喜びは、
これをさらに大きな喜びに変えよう。
立ちどまってはならない。
きょうの営みの上に明日の工夫を、
明日の工夫の上に、あさっての新たな思いを。
そんな新鮮な心を持ちつづけたい。
そんな思いで、この日この朝を迎えたい。
松下幸之助 「この日この朝」より
南無大師遍照金剛