順調な時は、ぬるま湯につかったような状態になり、
注意力は散漫になり、危機管理もおろそかになりやすいものである。
このような状態が長く続くと、人も社会も新しいものに挑戦しなくなる。
そのことが、人間としての成長を妨げているのである。
良い時に、すでに悪い芽が育っているが、
なかなか分からないものである。
悪い状態が表面化した時には、時、すでに遅しである。
また、反対に悪い状態が続いている時には、
良い芽が出始めているものでもある。
表面だけを見ていてはいけない。
悪い時ほど、人間は成長できるのだから。
このようなことは、
商売にも病気にもつながっている。