本日、108支祈祷不動護摩供が厳修されました。
成就の験を頂いた護摩木は、祈念して信者様にお渡しいたします。
真夏の暑さの中での護摩は、想像を超える暑さでした。
祭壇の一番前の大きなロウソクが、暑さで途中からグニャーと折れ曲がり、
護摩壇の前の物は解けて変形してしまうほどです。
そんな中、弟子の香華さんが体験したことです
燃えさかる護摩の火を前にして、弟子の香華さんが
突然「寒い、寒い」と言い出しました。
その姿を見た途端に、山主から「〇〇しなさい」と指示され、
香華さんは、指示されたように九字を切りました。
すると瞬間に寒気は消え、平常心になりました。
山主は、
「そのゾクゾクは、ながものである。
蛇のような、でも蛇のように美しくなく、ミミズのような。
それは妬みやつらみである。
そういう邪気が体内から抜け出すときにゾクゾクするのじゃ」
と説明をされました。
邪気が抜ける瞬間に
この様に感じる方もいらっしゃれば、感じない方もおられます。
皆様、邪気の大きさに差をあれど、同じように沢山の邪気を溜めておられます。
特に108支祈祷不動護摩では、
皆様、ご自身の願いを叶える為に、汗だくになりながら必死でお祈りされておりますので、
必然的に邪気も抜け出るようです。
このように護摩に参加されますと、
身体に溜まっている邪気を祓うことができますので、スッキリされるのです。
ご祈願を申し込まれた方が
成就の験がいただいた瞬間の安堵し、喜んでおられるお姿には、
いつも感動いたします。
皆様の願いごとが成就されますにお祈り申し上げます。
南無大師遍照金剛