本日、三日目の盂蘭盆会・盂蘭盆会大施餓鬼供養が行われました。
本日の参拝者は全員、独身の男性です。
本日お参りされた信者様より
山主の母親の菩提寺でもある、堺市の「南宗寺」の老師様のご供養のご依頼がございました。
親戚にあるのだそうです。
不思議な縁を感じます。
台風が来るからと明日のお参りを前倒ししてお参りされた方は、
どうしてもお参りしてご供養なさりたいというお気持ちで御来寺されました。
お盆で旅行に行かれる方もいらっしゃれば、こうして先祖供養をされる方もいらっしゃいます。
今はご先祖祀りもしないで子供を連れて旅行に行かれる家族が何と多いことか。
お盆は1年に1度、ご先祖様を供養すると言うことは、
受けた恩を恩で返すという「恩奉持」をする機会なのです。
そして暑い季節に自分の体を休め、次への活力を養うのがお盆休みなのです。
毎年のように親がお盆に先祖祀りもしないでこどもをつれて旅行に行くと、
こどもはお盆をレジャーの期間と理解してしまいます。
そしてその認識はそのまま孫へと引き継がれていきます。
今一度、「お盆休み」の意味を考え直す必要があるのではないでしょうか。
翌日のご供養の準備をしながら、テレビからこぼれる画面に目を向けると
台風の影響による高波と雨の情報が流れておりました。
台風が迫っているとのことですが、信者様のお見送りに出ますと
何とも言えない暑さと湿気です。
(その後、橋本では、五時すぎに本格的に雨が降り出しました)
お盆を実家で過ごされ帰宅される方も、これから帰省される方も
台風の被害に遭われませんように
くれぐれもお気をつけください。
合掌