本日は春分の日です。世間は休日でございますので
お墓参りに行かれたかたも多かったのではないでしょうか。
当山では彼岸の入りの18日から24日まで毎日、ご依頼いただいているお彼岸特別法要を
執り行わせていただいております。
毎年のことですが、ご依頼が多いため1日では到底出来ませんので7日間に分けて
せていただいております。
本日は彼岸の中日で祝日でもあり、平日は仕事のお弟子さんたちも
法要に参加できましたので、莫大な数のお経をあげることができました。
当山の施主様は、遠方の方が多く、残念ながらご来寺いただけませんが、
山主の感得いたしました秘法秘伝を駆使してご供養させていただきました。
当山では読経の合間、合間に、山主が弟子に秘傳の修法をお授けしてくださいます。
特に彼岸の期間中である今日のお授けは、
弟子にとって非常に意味の深いものでございました。
お彼岸という言葉には、煩悩に打ち勝ち、悟りの境地に達することができるよう、
仏道の修行を積む期間という意味合いもございます。
また、弟子だけでなく本日、ご供養をうけられたご先祖様方も
一緒に山主のお話をお聞きになり、大きな功徳を頂かれました。
ご供養後、故人様は、
有難いお経の数々、通常では知ることのできない密教の教えや修法を
見聞きできたこと。このような有難い講習を
山主より受けられたことへの感謝のお言葉を述べられ、
喜んで霊界にお帰りになられりました。
当山のお彼岸の供養は故人様、各家先祖様に対して手作り牡丹餅をお供えさせていただき、
お参りになった方にお下がりとして召しあがって頂いております。
しかし、遠方の方には送るわけにもいきませんので、弟子や職員で毎日全ていただいております。
「饅頭怖い」ではありませんが、「牡丹餅怖い」になりそうですが、
皆で残り3日間、精一杯
施主様、ご先祖様の為に心を込めてご供養させていただきます。
南無大師遍照金剛