山主は、神仏のお声が聞こえないという者は、
「己の魂がくもっているからである。それは、感謝の念が足りないからそうなるのであり、
心のくもりをとれば神とも通ずる」と、説かれました。
また、「よく神社で何時間もお願いをされている方がいらっしゃるが、
一生懸命お願いされても神様に願いを、
聞いてもらえる方とそうでない方がある。」と言われ、
その違いは、どれだけ先祖供養をされているかの違いだそうです。
なぜなら、その方のご先祖様の口添えがないと神様には通じないからだそうです。
以前にもお話ししましたが、五十年間お祀りいたしますと、
弔い上げという五十回忌がやってまいります。
五十回忌以降のご先祖様が
お祀りされる場所が神道では奥津城と言われるお墓です。
これがご先祖様の魂の鎮まる処つまり神社となるのです。
これでおわかりと思いますが、
しっかり先祖供養をされている方は奥津城にいらっしゃるご先祖様が
神様に「叶えてやって下さい」と口添えして下さるから
聞いて下さるのです。
神仏は、
満足に先祖供養をされていない方のお願い事を聞いて下さる
ことはございません。
合掌