いくら修行をしても
「大変ですね」「ご苦労様」で、終わる人がいます。
それは慈しみの心を育てていないからです。
慈しみの心のない人は「自分だけよければ」という
生き方の修行をしています。
こんな心掛けでいくら修行をしても、
自我を強化するだけの行となるだけです。
だから、修行して完成された人格者となりたいと念ずる人は
慈しみの心、慈悲の実践で己の自我を破ることです。
慈しみの心を育てる方法
まず、私が幸せである様に(素直に)
次に、私の親しい人が幸せである様に
次に、生きとし生けるものが幸せであります様に
次に、私の嫌いな人々も私を嫌っている人々も幸せであります様に
と念じます。
この「慈悲の瞑想」を続けると無量の慈しみの心が育ってきます。
専らに、実践し続ければ確実に偉大なる人格者と成るのです。
ブッダの教えの一日一話より一部引用
合掌