【男性 40代】
私の仕事は消防官で消防隊の小隊長を任されており、
火災現場では部下に指示を与えるため一番に現場に着き、
建物の中にも入っていかないといけない責任ある立場であります。
ある日の現場で、その時も一番に燃え盛る建物の中に入り、
逃げ遅れてる人はいないか、
建物の間取りはどうなっているか、と確認をしていました。
ところが天井付近でただよっていた煙が突然掻き乱れ、
自分の手も見えないほどに煙に巻かれて、
暗闇で前後左右が分からなくなりました。
熱気と黒煙の中
『このままでは、命に係る。どうすれば・・・』
しかし自分の居る場所が分からない、
下手に動くと脱出が困難になる。
『駄目かもしれない・・・』とその時頭の中に
「我が真言を唱えよ!」とお不動様の声が聴こえました。
そこでお不動様のご真言を
藁をもすがる思いで必死に唱えると、
目の前の空間の煙が左右で渦を巻き、
渦と渦の真ん中に煙のない道ができて
その道を辿って行くと、無事に外に出る事ができました。
日頃から命光不動明王様に手を合わせていて良かったです。
これからもお参りさせていただきます。