最近では、お盆に帰ってくる場所のない
ご先祖様が多くなりました。
ご先祖様がお帰りになる場所とは、
仏壇やお位牌です。
昔の話ですが、Kさんが
オーストラリアに旅行に行かれたときのお話です。
Kさんは旅行から帰って来てから
どうも異常に肩が凝っていると。
山主が霊視しますと、オーストラリアから
霊を連れて帰ってきているようでした。
その霊のお話では、
息子についてオーストラリアに移住し、
その後亡くなり、キリスト教で弔ってもらったそうですが、
日本が恋しくて・・・帰りたがっていたそうです。
そこに、Kさんが旅行に・・・
Kさんとは直接縁も所縁もないのですが、
知り合いの知り合いだということで、
ちょっと肩を借りてオーストラリアから
日本に帰ってくることができたというお話です。
この霊は、日本にお墓もお位牌もないため、
日本に帰りたくても帰れないのだそうです。
この霊は、山主がご供養させていただきました。
皆様は、霊にとっても大切な家である
仏壇やお墓を簡単に処分して、
困っているご先祖様がどれだけおられるのか・・・
考えたこと、ございますか。
そして将来、ご自分も
帰る家がないということなのですよ。
合掌