愛猫せんくんが我が家に来た当時の写真です。
私の両の掌に乗るほどでした。
五月上旬の朝、玄関に千円札と一緒に誰かが連れて来て置いて行きました。
家のだいこくさん(お寺では嫁はんの事)が玄関に汚い子猫がいてんねんけど、
「なんぼ追いとばしても、、何とかしてくださ。」と言って来たので見てみる事にしました。
親にはぐれたか、見放されたか、
からだは、痩せてがりがり、
前足、胸、お腹、後足、尻尾には誰かが仕掛けた「とりもち」がべったり付いた状態で
歩くのも儘ならずその上左の耳の付け根に傷をしており、
その傷口は大きく裂けており膿んでいました。
わたくしが近づくとお隣の方に逃げたのですが、
お隣の大屋根にはカラスが居り虎視耽耽して今にも攫って行く様な態勢でしたので、
カラスを追いとばし連れて帰りました。
兎に角餌をやり、様子を見る事にしました。
私から一刻も離れ様としない状態で、
不憫に思えてならず動物病院に連れて行く事にしました。
病院には今朝からの事情を話し、この猫の持参金は千円です。
費用の残りはお払いしますと言う事で、お願して帰りました。
翌日病院から連れて来て下さいました。
傷は深かったそうで、7針縫って有りました。
手術料は千円で結構と絶対に正規の代金を受け取ってもらえず、
そのかわり家で飼う事にして名前も「せん」と付けました。
合縁奇縁と言いますが縁ほど不思議なものは有りませんね。
明日は現在の「せん」の写真を見てやって下さい。