弟子の明浄さんのお話です。
数日前から「(亡くなっている)おじいちゃんに呼ばれてるなぁ」と感じており、
5日ほど前に、祖父からはっきりと
「おはぎとシュークリーム(生前の好物)を持って早急に墓参りをして欲しい」と
言われてたそうです。
明浄さんはすぐに休みが取れないので、
「とにかく直近の夜勤明けに(墓参り)に行くようにする」と、
母親に電話を入れたそうです。
すると、明浄さんの弟さんが、
7日から一人で四国巡礼に出発することがわかり
ピンときたそうです。
「弟について(祖父は)四国を廻ろうとしているな」と。
そのことを母親に話すと、
ちょうど祖父の月命日の日に
弟さんが帰ってくる予定であることも分かりました。
明浄さんは、一旦電話を切って、もう一度おじいちゃんに、
「11日しか休みがないからそれでもいいか?」と聞くと
さっきとは打って変わって
「もうゆっくり来てくれたらいい」と、返事をされたそうです。
折り返し母親に電話をして
「急にゆっくりでいいみたい。さっきは焦ってたのに・・・」と。
母親は、「さっきのことをお父さんに話したら、
それほど待ちかねているんだったら盂蘭盆会の特別供養をしてもらおう」と
相談して急に決めたと明浄さんに伝えました。
おじいちゃんの作戦勝ちという事でしょうか。
ちなみに明浄さんが
祖父の様子をうかがってみると、
やっぱり弟さんについてお遍路さんに行かれているようです。
つづく