今日は、成人の日ですが、
今の若者を見ていると
昔の成人のお祝いとは随分とかけ離れ、
これでいいのかと思う人も多いのではないでしょうか。
当山には、昨日13日と今日14日の2日間、
戦死された曾祖父の霊界施餓鬼一粒満腹法要のために
東京と埼玉から、お二人のご兄弟がご来寺されました。
お二人とも20代というお若さではありますが、
それぞれご自分の将来をしっかり見据えられたご兄弟です。
ご供養の故人様は、お二人の曽祖父様と御実兄のおふたりのご供養を致しました。
昭和 8年に 23才 旧 満洲国黒竜江省にて戦死。
昭和18年に 29才 パプアニューギニアにて戦死。
お国のためとは言え、
若い身空(みそら)で自らの命を国を捧げなければいけない時代でした。
供養の際、故人様が山主に、
どのような戦場でどのような体験をされたのかをお話になりました。
その内容を山主から聞き、
今の私たちが平和に暮らすことが出来ているのは、この様に遠い異国の地で、
命を落された尊い方々の上に成り立っていることを思うと感謝の気持ちが湧いてまいりました。
今回の施主様は、兄が 今年数え年28歳、弟が25歳と
戦死なされた曾祖父様同じ年ごろです。
13日の 霊界施餓鬼一粒満腹法要の利供養の品々
13日のご供養
14日の霊界施餓鬼一粒満腹法要の利供養の品々
14日のご供養
ご供養の前に
霊界施餓鬼一粒満腹法要の利供養の功徳と
有縁四家先祖供養の功徳についての仕組みを解説する山主の法話に
全員が聞き入っておられました。
本日、霊界施餓鬼一粒満腹法要の終わりに、
霊界の故人様から施主様に言づけがございました。
「東の取引を大切にせよ、今日のお礼です」と言われました。
13日と14日の霊界施餓鬼一粒満腹法要で
お二人とも大変ご満足のご様子でした。
5月の連休には、お母様も一緒に来ますとご予約され帰られました。
将来が楽しみのお二人です。
最近は、お若い方が熱心に来られるようになりましたが、
このような若者がドンドン増えることを期待します。
南無大師遍照金剛