テレビを見ていたら、介護施設を自ら立ち上げ、
死後まで看取ったという方が話をしておられました。
これはこれで、素晴らしい方だと思いながら、
「はて?」という思いがよぎりました。
「この人を看取るまで頑張ります。」と、いう方は多いですが、
看取ったら終わり?ですか?と。
いいえ、これからが一番大事なのですが、
「あー私の役目は終わった」と安心してませんか?
亡くなられた方は、「死後の世界に旅立たれました。」と、言われているとおり、
四十九日間の間、霊界に行きための準備をしなければならないのです。
葬儀は、霊界に旅立つ大事な儀式です。
我々が、入学式や卒業式をする儀式を同じです。
人間を卒業して霊魂をして生きるための大事な儀式なのです。
その大事な儀式を省略して
病院から火葬場にまっしぐらでは、困ります。
最近、流行りの直葬(ちょくそう)は、
お不動様は、直葬ではない。あれは、「じか焼き」じゃ。
魚や肉を直火で焼いているのと同じじゃ。
ただ、焼いて骨にしただけじゃ。
人間としての尊厳などどこにいったんじゃ。
弔いではない。葬るという大事な意味を忘れておる。
旅立つということは、あの世に行くということ。
あの世ので霊としての生き方(修行)が大事なのです。
通常霊はあの世に行かなければならないのですが、
あの世に行けないのです。
なぜかと言うと、僧侶にチャンとした引導を渡してもらっていないからです。
合掌