映画『ゼラチンシルバーＬＯＶＥ』

監督：操上和美／主演：永瀬正敏・宮沢りえ 『ゼラチンシルバーＬＯＶＥ』

‘ゼラチンシルバー’（銀塩）というのは
フィルムで撮影して現像するときに塗りこめる感光物質の事らしい。


写真家である操上和美さんの初監督作品。
映像をみると著名な写真家である事に納得してしまう
繊細なこだわりとセンスの良さ（スタイリッシュ感満載）。

昔知人に「青い光は女性の肌を綺麗に見せる」と聞いたことがある。
終始にわたり‘蒼’の世界。
それを引き立たせる‘闇’であり、
そこに映える‘白’であり‘赤’であり‘黄’だった。
確かに女性陣の肌が妖艶に美しく思わず魅せられる。

映画というよりも連続したイメージ写真を
ブルージーなギターをＢＧＭに観ていた感じ。

クールに少し退屈で退廃的な気だるさが残る。





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